9月下旬がより出荷が始まっている、インカのめざめの産地
JA十勝池田町を、先週エプロン堀江が訪問しました。
▼9月下旬撮影 インカのめざめの畑 JA十勝池田町秋野さん。

8月の台風の影響が心配され、9月上旬も雨が多く作業も遅れていました。
遅れながらも収穫を終え、おおよその作柄が見えてきました。
予想していたより影響は小さく、平年より全体の収穫量はやや少ない程度で収まりそうです。
▼収穫後の風乾の様子。貯蔵に向けて品質を保つためしっかりと乾燥させます。

▼例年、長期貯蔵後に出てくるような「しわしわでこぼこ」表面のインカのめざめも
10月の時点ですでに多くみられます。(貯蔵したインカのめざめの紹介記事は
⇒こちら)
見た目は悪くても表面がつるつるの物より美味しいんですよ!

インカのめざめは味がのってくるとよりこい黄色へと肉色が変化していきます。
今現在の断面の色を比べてみました!色の違いがわかるでしょうか?
▼左がシワシワした表面の芋 ▼右はつるつるの表面の芋。
【こちらの方が色が濃い!】


今年の特徴としては、収穫前や収穫時期に雨が多かったため、
圃場が完全に乾く前に収穫した畑が多く有りました。
▼収穫した芋には湿った土がついていてそのまま乾いてしまっています。

通常の土の付着であれば、選果レーンを通るうちに表面の土はきれいに取れるのですが
このように、土ががっちりと固まってしまっている為、土が落ちないのです。

▼そのため、選果レーンの途中で土がついた芋を取り、手で一つ一つ土を取り除いています。
例年より、選果には手間がかかっています。

選果は大変ですが、味の良さは馬鈴薯担当の堀江が自信を持ってお勧めします!!
貯蔵前の今のインカのめざめと、長期貯蔵後「春」のインカのめざめ
どちらもお召し上がりいただき、味の変化を楽しんでいただきたい品種です。