先週の金曜、
「トマト&ミニトマト」の産地を訪問しました。
この日はとてもいい天気で今年初の春ゼミの声を聞きました!
余市三樹会は大玉トマト・ミニトマトをメインに作っている5名の生産者グループです。
有機質をたっぷりと施し、化学肥料に頼らない土づくりを行い、農薬の低減にと取り組んでいます。
▼余市三樹会・国重実さん

5月下旬から気温も上がり好天に恵まれていますが、今年は3月下旬に定植してから
低温、曇天続きで生育が大幅に遅れています。
一部加温しているハウスも通常なら4月の中ごろには加温を止めるのですが、今年は5月の中旬まで切ることができませんでした。
油代がかさみ、その上他の産地も一気に出荷時期が重なりそうなので価格が下がることが心配されます。
▼3月下旬に定植したハウスは、1段目の実の出荷がそろそろ始まります。

生育も非常に遅く、平年に比べ2週間ほど遅い出荷開始です。
「この好天が続いてほしい。なんとか後れを取り戻したい」と国重さん。
▼ミニトマトの品種は「サンチェリーピュア」2段目の花がさいていました。

▼国重さんの自家用野菜ハウスがありました。1棟に色々な野菜が植えられてます。
トマトはもちろん、パプリカ、ブロッコリー、水菜、小松菜、ゴーヤ、オクラ…等々
うらやましい!

▼余市といえばサクランボ。国重さんの自家用サクランボの花が今終わりかけでした。
例年は5/10頃に満開の花がやはり2週間ほど遅いのです。

▼続いては同グループの寺島さんのハウスです。
「5月連休あたりの低温がこたえている」と寺嶋さん。
余市では4/下~5/7まで雨も多く、最高気温が10度を切っていました。

▼ミニトマト何粒か色づき始めていました!出荷は6月中頃からの予定。

つづいて余市からニセコを抜けて洞爺へ向かいました。
▼雲一つない羊蹄山。雪がまだ中腹まで残っています。

到着したのは
洞爺湖町・岩原義美さんミニトマトの生産者です
2~3日前に馬鈴薯の植え付けを終えたばかり、この日はレタスの定植中でした。
岩原さんは節と節の間が伸びてしまったり、病気がつかないように、
ハウスの通気性を良くしています。

その結果、農薬の使用は生育期間に1回使うか使わないかという程度。本当に最低限です。
また、実に色づき始めたら、水をきって糖度の高いトマトになるようにしています。
▼皆で話をしていると、ニャーニャー言いながら仲間に入れてとやってきたこの子は、
迷い猫だったのですが、いつの間にか岩原さんところに居ついたんだそう。

この2産地の「トマト・ミニトマト」は6月20日ころからの出荷を予定しています。