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玉葱、ブロッコリーの定植開始

投稿日時:2022年4月15日 17:24 金曜日
4月に入ってからは平年よりも気温の高い日が多く、安定した天候が続いています。
畑にあった雪もすっかり融けてなくなり、圃場での農作業が慌ただしくなってきました。

空知地区南部の栗山町では玉葱(早生品種)の定植作業が開始されました。

▼定植作業の様子                                (撮影日4/13 栗山町)


適度な土壌水分もあり、良好な圃場条件です。
今年の栗山町は積雪量が多い年でしたが、例年通りの定植を迎えられて生産者はほっとした様子でした。

全道的には4月15日~25日には定植作業がピークを迎え、天候状況によりますが例年より5日前後早い5月の上旬に定植作業が終了しそうです。

今後、防除や管理作業を経て、極早生品種:7/中~ 早生品種:8/上~ 中生品種:8/中~  晩生品種8/下~の収穫期を目指し管理作業が始まります。



中富良野町 匠ファームでブロッコリー定植作業が開始されました。


▼ 匠ファーム  ブロッコリー定植作業                        (撮影日4/14)

この日の最高気温は10℃と肌寒い日でしたが、1.2haの定植・補植作業が行われました。
順調に生育すると例年通りの6/20頃から収穫作業が行われます。

匠ファームでは6/20~10/中旬まで、54ha(約150万玉)の生産を計画しており、多忙な日々が続きます。


美瑛馬鈴薯出荷グループの寺島さんでは前進栽培(男爵)の種芋に対して“芽出し作業”が行われました。


芽出しとは、種芋を一度土の中で発芽・発根させる作業です。
芽出しを行うことで植え付け後の生育が早く、早期出荷でも皮が剥けにくい良質な馬鈴薯の
生産に繋がります。

▼ 馬鈴薯(男爵) 芽出し作業(伏せ込み作業)              (撮影日4/5)


伏せ込み後はパオパオ(被覆資材)によって、保温・保湿しながら管理を行います。

▼パオパオによって被覆されている様子










そして伏せ込みより10日後…





















わずかに芽が出てきました!
が、これではまだまだ芽が小さく植え付けまでは、あと10日程必要とのこと。


植え付け時期は芽の伸長にもよりますが、例年通りの4/25頃を予定しています。

それまでハウス内での管理作業は続きます。



気象庁より発表された北海道の長期予報(4/14発表)によりますと、向こう1ヶ月での平均気温が平年+2℃以上となる地域が多く、農作業が進むと一方で局所的な高温の発生に注意が必要です



投稿者:itoshin

越冬玉葱とハウスアスパラ

投稿日時:2022年3月28日 13:50 月曜日
北海道内でも雪が少なく、四季を通じて温暖な気候から『北の湘南』とも呼ばれている、
伊達市伊達地区から“越冬玉葱”をご紹介します。

玉葱の越冬栽培とは前年(9月5日頃)に初種を行い、苗の状態で越冬させ、
翌年の夏(7月10日頃)に収獲を行う栽培です。

生産地となる伊達地区は、例年にない大雪の影響を受けています。

▼越冬玉葱 《3/18撮影》
       圃場の様子               雪下、生育の様子










平年だと3/中頃には圃場の雪が無くなるのですが、
3/18時点では40cm~50cm程の残雪があります。

苗の様子を確認するための必須アイテム”かんじき”です。
雪の上でもスイスイと歩くことが出来ます。











大幅な生育遅れを心配しましたが、融雪剤散布と気温上昇により、一気に融雪が進みました!
▼越冬玉葱《3/28》
        圃場の様子                生育の様子








平年と比較すると約2週間遅い雪融けとなりました。
生産者の近江さんは「雪が多いことで土壌が凍結しないため、根が傷まない。生育は遅れる可能性はあるが悪いことだけではない。」と順調な生育に期待しています。

近江さんの所属する生産グループ “越冬玉葱栽培研究会” は10名の生産者で19ha
(約700t)の越冬玉葱を栽培しています。

7月10日頃の収獲を目指して、管理作業が本格化していきます。




コチラは豪雪地帯でありながら温暖な気候が特徴の道南に位置する今金町。

豪雪地帯とあって、まだしっかりと残雪があります。
▼ビニールハウスと残雪  《3/23撮影》








ハウスの中で栽培されているのは、北海道野菜として人気商品“ハウスアスパラ”です。
























早期出荷を行うために、冬季間もビニールを外さず管理を行っています。

3/22頃より徐々に収獲が始まり、4/中頃には収獲ピークを迎えます。
JA今金町のアスパラ生産部会では、総面積5,000坪より約10tの生産が行われます。

投稿者:itoshin

今年も始まりました”雪の下人参”

投稿日時:2022年3月15日 10:13 火曜日
北海道では貴重な春の野菜をご紹介します。

雪の下人参です!!!















当ブログで何度か紹介しており、数々のメディアでも紹介されていますので、
初耳ではない方も多数いらっしゃると思います。

元々は秋の野菜を長期貯蔵するための技術ですが、近年では甘みが増し、栄養分も増加することで注目されている野菜です。


生産者は留寿都村のサンファームさん。

栽培の始まりとなる播種は7月2日~3日。
通常だと10月上旬に収穫出来ますが、雪の下で越冬を行い3月11日より収穫が開始されました。
4月の下旬まで収穫を行うため、栽培期間は遅い収穫で約10ヶ月!!!


収穫作業は全て手作業を行います。
外の気温もまだ0℃前後と寒く、泥だらけになりながら全て手収穫を行います。


今年の収穫はまだ始まったばかりですが、サイズが大きく順調な収穫スタートとなりました。

サンファームさんでは約5ha、トータル200tを4月末に掛けて収穫を行います。



コチラはおなじみの美瑛馬鈴薯出荷グループです。

生産者の寺島さんより融雪剤散布の動画を提供して頂きました。



散布に使用している機械はなんとスノーモービル!

真っ白になった美瑛の丘陵を走り抜けるのは何とも気持ちよさそうです。

融雪剤を散布した畑だけ黒く染まります。
パッチワークの丘として有名な美瑛の丘ですが、モノトーンの美瑛の丘も一味違った魅力があります。


融雪剤を散布することで、早く圃場を出し地温を上げます。
この作業を行うことで、春の植え付け後の萌芽(芽が出ること)が早く揃うため、
生育ムラが少なくなり、良質なじゃが芋の生産へと繋がります。



美瑛馬鈴薯出荷グループでは例年同様に『とうや』『男爵』『キタアカリ』『はるか』を作付します。
作付面積は約22ha、4月下旬より植え付け作業が始まります。

昨年は不作だった馬鈴薯ですが、今年は豊作を願い作業が始まっています。

投稿者:itoshin

雪は融けるのではなく、融かします。

投稿日時:2022年3月9日 17:26 水曜日
北海道産たまねぎの播種より約3週間経ちました。
生産地の岩見沢市では積雪が100cm以上あり、まだまだ冬の景色ですが、
ビニールハウスの中では着々と苗が生育しています。




▼ 2/15播種(播種後21日) キタ七(極早生)
















苗は発芽も良く揃って折り、長さ3cm位まで伸長しています。

生産者の坂野さんは『播種は昨年よりも5日早いが、今年は夜温が高いため少し早めの生育しており順調。今は圃場の雪融け(積雪が多い事)が心配』とのこと。

この日の日中の気温は3℃。
黙っていても雪は融けて行くのですが、ただ融けていくのを待っているのではなく、
北海道では“融雪剤散布”という作業があります。
これも立派な農作業なんです!



順調に行くと3/下頃に圃場から雪がなくなり4/中旬の定植を行う予定です。

昨年の2021年産は北海道全体で平年の7割程度の収穫量しか無く
大不作による価格高騰が今でも続いています。

今年はたくさん収穫を目指し、日々農作業を行っています。



投稿者:itoshin

2022年の北海道産たまねぎの栽培が始まりました。

投稿日時:2022年2月11日 11:26 金曜日
今年は全国的に降雪量が多い冬となり、東日本日本海側では記録的な降雪に見舞われた地域もあるようです。

北海道はと言いますと、もちろん銀世界です!


(2/10 撮影  夕張郡栗山町 16時)

先日の2/5~2/6にかけて北海道では大雪となり、札幌では24時間の降雪量が60cmと
統計開始以来で最も多く、記録的な大雪となりました。

JRは全面運休となり、道路の除排雪が追いつかず、片側3車線の大きな幹線道路でも1車線となるなど、全域で大渋滞を巻き起こしています。























たまねぎ産地である南空知地方では約100cm~130cm程の積雪があり、
例年よりも3割ほど多くなっています。

雪深く寒さも厳しいこの時期から北海道産たまねぎの栽培がはじまります。




(2/10 撮影 岩見沢市 小濱さん)

ハウスの周りもしっかりと除雪します。
雪に覆われたハウスの中で、作物の栽培を行っているのは北海道の中でもたまねぎ位ではないかと思います。




(2/10 撮影 栗山町 木下さん)

ハウスの中には播種の終わった育苗箱がびっしりと並べられており、
この写真のハウス1棟当たりには、約2,500枚の育苗箱に約110万本のたまねぎ苗を栽培しており、3.8haの面積に定植を行います。

今年は5日程早く播種を開始し、少しでも早い出荷と少しでも長い生育期間の確保を目指しています。

播種作業のピークは南空知地方で2/15頃、より寒さの厳しいオホーツク地方では2/20頃に播種作業のピークを迎えます。

2021年産は極度の高温、干ばつに悩まされ、玉肥大が行われず収穫量が激減しましたが、
今年は適度な降雨があることを願いながら、作業を行っています。

投稿者:itoshin