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里芋(さといも)

煮物料理に欠かせない"おふくろの味”、里芋。

千葉県の産地・(有)八街産直会の斉藤遼次さん

里芋のルーツと代表品種

土垂(どたれ)

里芋は、インドやマレーシア半島付近が原産地で、東南アジアの主食であるタロイモの一種です。暖かい地方で育つアジアの芋の中で、最も北方で栽培されています。日本でも古代から食べられてきており、現在では「土垂(どたれ)」という品種が多く食べられています。 

八街産直会からは、旬の10~11月から年末にかけ、小型で淡白な味わいの「石川早生」→「土垂」→ほくほく感のある「セレベス」→突起が特徴的な「八つ頭」の順にお届けいたします。

里芋の機能性成分

里芋は水分が多く、でん粉が主成分で、低カロリーな野菜です。
また、独特のぬめりの成分の「ムチン」には、整腸作用があって消化を促進したり、免疫力を高める効果があります。

播種から収穫まで

里芋の葉は、かなりの大きさです

里芋は、播種から収穫まで、早生は120日、晩生は130~140日位かかります。始めに芽だし(催芽)をして5mm程芽が出たら、播種をします。

里芋は非常に乾燥に弱い野菜のため、播種から収穫後の保存にいたるまで、乾燥防止への対策が欠かせません。播種の段階では、土をかぶせてから上に藁をひき、水を引いて、湿気を保ちます。 栽培中は、梅雨の時期以外に潅水を行い、収穫直前の時期には、培土(土を盛ること)をして、乾燥を防いでいます。

栽培の上でもう1つ大切な作業は、追肥です。追肥とは、最初に施用する「元肥」の後に加える肥料をいいます。 元肥をあまり多く入れると、土にヤケやいたみが発生することがあるので、元肥の量は少なめに、成長の度合いをみて必要な分を追肥で補います。里芋の施肥の回数は、2~3回が一般的なようです。

収穫の際は、並べて少しの間土を乾燥させてから、コンテナ(右写真、オレンジの箱)に入れていき、パック場にてクサれを除くなどの選別・計量の作業を経て、出荷します。

安全性について

作業におけるチェック項目

八街産直会では、環境保全に配慮した農業を行っています。病害の発生しやすい暑い時期からの栽培を避け、肥料の使用回数は少なく、農薬は一度も使用していない生産者も多く、使用しても1~2剤と最小限にとどめています。
また、栽培の他に、収穫後の作業においても、安全に十分配慮した対策を心がけています。生産の段階だけでなく、出荷前の加工の段階でも、異物混入などのトラブルの可能性があるからです。

保存のしかた

里芋は、前の説明にありますように、乾燥に非常に弱い野菜です。水分が抜けないように、保存の際は新聞紙に包んで、冷暗所に保存してください。土の中で貯蔵がききますから、庭で土をかぶせておくのも良い方法です。