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たまねぎ、じゃがいも それぞれの風乾

北海道では9月に入りようやく晴天の日が続くようになってきました。

最高気温もまだ25℃を超える日が多く、北海道民としては少し暑い位です。

たまねぎ生産者では順調に收穫作業が進んでいます。

収穫後は圃場の上で、乾燥場他にもよりますが14日程、時間かけてしっかりと風乾を行います。

▼ 圃場での玉葱風乾の様子         (9/12撮影)

この作業をすることで、表面が乾燥し鬼皮(外皮)が取れやすくなります。

ここ数日は天候に恵まれているため乾燥状態も良いので、心配していた鬼皮の黒じみによる品質面も徐々に改善されつつあります。

▼ 北海道産 玉ねぎの作況状況

収穫作業は平年の進捗まで挽回しており、道内5割~8割くらいまで收穫が完了。一部では収穫終了した生産者もいます。

大きいサイズが多く収穫量も多いですが、雨を受けて肥大したものについての品質面はまだまだ油断できない状態です。

➖➖➖➖➖➖➖➖➖じゃがいも➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

一方、じゃがいもでは少し違った形で風乾作業が行われています。

今年の収穫時期(8月)は降雨が多く、じゃがいも表面に水分が多く、貯蔵後の腐敗が心配されていました。

收穫物を状態を確認し、エプロンでは機械を使用した風乾システムを導入しさらなる品質向上を目指しています。

▼ 馬鈴薯風乾の様子 ※動画

シートとファンを組み合わせて囲いを作り、ファンで中の空気を抜くことで強制的にじゃがいもの間に空気を通し、表面を短時間で乾燥させることが出来ます!

じゃがいもは日光に当たると緑化してしまい、玉ねぎの様にじっくり圃場で風乾という訳にはいかないので、倉庫内で短時間で行える画期的な方法です。

この作業により、皮むけの防止、腐敗の予防、発芽抑制などの効果が期待できます。

長期貯蔵する場合はこの様な初期乾燥も重要な作業となります。

投稿者:itoshin