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干ばつ、強風が続いています。

前回産地状況をお伝えして以降も干ばつ、強風に悩まされる日々が続いており、
場所によっては風速30m以上の風が吹き荒れた場所もあります。

オホーツク地区、美幌町では乾いた土が強風で巻き上げられることで、葉に大きな損傷を与えています。

特に風の通る圃場では、葉の長さが4~5cmにまでなくなってしまいました。

▼ 美幌町  強風により損傷した苗  4/27定植 品種:北もみじ2000 撮影:5/11

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生育は大きく遅れますが、根がしっかりと伸びているので、今後の降雨と気温上昇により回復が期待できます。

全体的な生育としては5~7日遅れ、定植が早くに終わったことを考慮すると7~10日遅れの生育状況です。

ハウスアスパラは立茎を除き今シーズンの收穫が終了し、露地アスパラの收穫がはじまりました。

GW中に低温と強風の影響で新芽が育たなくなってしまい、短い段階で全て刈り取る
“掃除刈り”と言われる作業が行われました。

これにより收穫初期より安定した収穫量が確保されており、
道内の出揃いは例年よりも2日程早い、5/12頃より各産地出揃っています。

アスパラも強風による穂先の曲がりが多く発生し、干ばつにより2L太物が少ない印象です。

▼ アスパラが一斉に收穫を迎えている様子       撮影:5/11

近年、北海道の作付が急増しているにんにく。
コチラも例外なく干ばつ、強風の影響を受けています。

前年の9/27に植え付けを行い、順調に越冬をしましたが、強風により葉先が黄化してしまっています。
草丈は約35cmまでは成長していますが、例年よりも5~10cm短い状況です。

▼ にんにく生育状況    小清水町、小島智行    5/12撮影

これから肥大期に入る重要な時期ですので、降雨が無いのはかなり深刻な問題となりそうです。

北海道内どの生産者も雨を望んでおり、近日中の降雨量によって秋の收穫に大きな影響を及ぼしそうです。

投稿者:itoshin