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30年以上作り続けられているミニトマト

段々と冷たい風がふくようになってきましたね。
やっと北海道らしい気候になってきて少しほっとしています。
さて、今回はミニトマトのブログです!

出荷シーズンは全く異なりますが、
トマト(ミニトマト)含む全国の生産量の順位としては、
1位が大きく差をつけ熊本県2位が北海道 となっています。

北海道産のシーズンはおおよそ5月始め頃~10月末頃で、
おおよそ熊本産が9月末頃~7月頃まで続いていきます。

もう10月に入っているので、今年の熊本産が少しずつ始まってきているのですが、
北海道が干ばつのころに九州は大雨に見舞われ、生育に影響が出ており、
出荷数量・相場共に中々厳しい状況からのスタートとなりました。

さて、現在の北海道の産地の様子です。

新十津川町 中川農園代表の中川さんです。

以前のブログで初めてご紹介させていただきました。中川さん、素敵な笑顔です♪
特別栽培のミニトマト(品種:キャロルスター)を作られています。
今年を振り返り、やはり今年の天候は今までに経験がないものでした、
とお話してくださいました。

産地状況としては、干ばつ高温の影響で中断の花が落ちて実がつかなかった分、
シーズン終盤のこの時期に上の段に小さな実がたくさんついている状態です。
このような実の付き方は例年にはないそうです。

▼ミニトマトのハウス

▼ほとんどSなので、中々収量が上がらず、また、気温が低いことから色ものりづらい状況です…。

しかし、そんな厳しい状況下でも、中川さんのミニトマトには甘みがあるんです!

その秘訣は生育中のミニトマトの水分調節です
ミニトマトは潅水チューブで水をあげているんですが、定植以降は基本的に
シーズン1~2回しかあげていないそうです!(多い時でも3~5回程度)。
というのは、水を多くあげてしまうと根が土に深く張るのをやめてしまうから。
中川さんは、木の状態をよくみながら、とにかく「根」をしっかり土に張らせることで、土壌中(地下水)の水分をしっかり吸わせているそうです。こうした「水を与えすぎない」「ミニトマトを甘やかさない」
そんなこだわりのミニトマト作りを、お父様の代から30年以上続けています。

元々米作りが盛んな新十津川町で、トマト類の作付けがまだあまり盛んではない頃からミニトマト作りを始められたそうです。

そんな中川さんの歴史あるミニトマト、ぜひご賞味くださいね。
ちなみに、中川さんの奥様のお勧めのレシピは、トマトソースにすることだそうです!
少し手間はかかりますが、うま味がすごくでるそうです。私もぜひ作ってみたいと思います!

シーズン終了までもう少しですが、最後までよろしくお願いいたします。

投稿者:tomo