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頑張ってくれた、玉葱。(生産者より)

南空知玉葱出荷グループの坂野さんが産地状況の写真を送ってくださいました!

▼坂野さん

▼送ってくださった写真

今年の玉葱の圃場の土です。

泥炭地でもないのに干ばつと高温の影響で土がクラストしてしまい、収穫機で収穫する際、
本来であればサラサラとしている土は下に落ちていくのですが、
あまりの固さに土塊となり玉葱と一緒に機械で掘り上げてしまうのです。
(クラスト※地表面が乾燥したところに降雨があると表層の土塊が崩壊して、
表層部に細粒子が詰まり固くなってしまうこと)

▼クラストし影響を受けた玉葱

固い土の中で肥大化しようとし、変形してしまっています。
坂野さんより写真と共に、
「今年、頑張ってくれた、玉ねぎ達です。ここまで酷い変形は初めてです。土塊と戦っています。」
とのメッセージが届きました。

このメッセージにすべてが詰まっていますね。
自然の猛威、生産者の努力、玉葱のなんとか育とうとする力…。
今年は何度もお伝えしている異常な天候の影響で、玉葱はこのような変形果、また小玉が多い傾向です。

▼また、7日発表された北海道農政部の農作物の生育状況でも、玉葱は以下のように発表されています。
「高温・少雨の影響により、枯葉は平年より早く進んでいる。また、収穫期を迎えているものの、球径はやや小さい。」

今年は非常に厳しい状況となっています。

投稿者:tomo