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2022年の北海道産たまねぎの栽培が始まりました。
今年は全国的に降雪量が多い冬となり、東日本日本海側では記録的な降雪に見舞われた地域もあるようです。
北海道はと言いますと、もちろん銀世界です!
(2/10 撮影 夕張郡栗山町 16時)
先日の2/5~2/6にかけて北海道では大雪となり、札幌では24時間の降雪量が60cmと
統計開始以来で最も多く、記録的な大雪となりました。
JRは全面運休となり、道路の除排雪が追いつかず、片側3車線の大きな幹線道路でも1車線となるなど、全域で大渋滞を巻き起こしています。
たまねぎ産地である南空知地方では約100cm~130cm程の積雪があり、
例年よりも3割ほど多くなっています。
雪深く寒さも厳しいこの時期から北海道産たまねぎの栽培がはじまります。
(2/10 撮影 岩見沢市 小濱さん)
ハウスの周りもしっかりと除雪します。
雪に覆われたハウスの中で、作物の栽培を行っているのは北海道の中でもたまねぎ位ではないかと思います。
(2/10 撮影 栗山町 木下さん)
ハウスの中には播種の終わった育苗箱がびっしりと並べられており、
この写真のハウス1棟当たりには、約2,500枚の育苗箱に約110万本のたまねぎ苗を栽培しており、3.8haの面積に定植を行います。
今年は5日程早く播種を開始し、少しでも早い出荷と少しでも長い生育期間の確保を目指しています。
播種作業のピークは南空知地方で2/15頃、より寒さの厳しいオホーツク地方では2/20頃に播種作業のピークを迎えます。
2021年産は極度の高温、干ばつに悩まされ、玉肥大が行われず収穫量が激減しましたが、
今年は適度な降雨があることを願いながら、作業を行っています。
投稿者:itoshin