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道内産地の生育状況(にんにく・ブロ・トマト)

もうすぐ6月が終わろうとしていますが、
北海道では6月から7月にかけて大きく成長、または収穫が始まる産地が増えていきます。

以下、北海道全体の生育状況です。※以下の情報は北海道農政部が6月21日に発表した北海道のオープンデータを改変して利用しています。

6月前半の気象について、6月前半は4日から5日にかけて低気圧から延びる前線が通過した影響で、大雨・強風の影響を受けた地域がありましたが、その後は高気圧が張り出し、平年より気温が高く、日照時間が多くありました。降水量は地域によっては平年並から多いところもありましたが、全道平均では平年より少ないです。

また、各農作物の生育状況は、豆類において5月下旬の断続的な降雨により一部地域では種作業が停滞していたものの、は種後は6月前半の好天により、生育は平年並に回復し、総じて平年並に進んでいます。

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さて、今回はエプロンの各産地の生育状況をお伝えします。

まずは、以前ご紹介したニセコ町の佐藤喬(たかし)さんのニンニクの生育状況です。


佐藤喬(たかし)さんとニンニクの圃場です(6/17撮影)

佐藤さんは明るく、そしてとてもマメな方で、圃場管理に関してもいち早く段取りを組まれるとても意欲的な方です!
ニンニクは9月中旬に植え付けを行い、その後雪の下で越冬しました。
早速、土を掘ってニンニクの成長具合を見せてくださりました(6/17撮影)▼

もうすでにSサイズほどに成長していました!

これからもっともっと肥大していくためには、にんにくは特に水分が不可欠なので、しっかり雨が降ってほしいところですね。

収穫予定は7月下旬からですが、
にんにくは品質を保つためにしっかり乾燥させてから出荷する必要があるので、2週間ほど乾燥させる期間を設けます。

そのため、佐藤さんは今年からにんにく専用の「にんにく温風乾燥機」という機械を導入しました。
こちらを使用し、8月上旬の早期出荷を目指しています!


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続いて、真狩のささき農園のブロッコリーの生育状況です。
以前育苗中だったブロッコリーは5月6日から定植を開始し、
現在(6/17撮影時)では順調に成長していました!
▼詳しくは動画で紹介しています。ぜひ見てみてください!

動画のブロッコリーは、7月初めから収穫予定です。

道内の他産地のブロッコリーもスタートからの前半は低温の影響を受け、中々出荷が出そろいませんでしたが、先週末から増えていき今は順調に数量がでてきています。

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最後に、空知高糖度トマト出荷組合のフルーツトマトの産地状況です。
生産者の美唄市の五十嵐さん(左)と、新十津川町の清野さん(右)です。

おふたりとも研究熱心で常日頃から試行錯誤を重ねています!

今年は日中の日照、気温は高いものの夜温が10℃前後となっており低温の影響を受け、中々生育が進みませんでした。
そんな中、例年より5日ほど遅れましたが5月28日から出荷が始まりました!

現在は気温も上がり、ようやく増えてきています。
今年は大玉傾向となっています。

こちらのトマトは収穫後、1個ずつ糖度センサーで糖度を必ず計り、
8度以上のものを【特選】フルーツトマトとして出荷しています。

さて、こちらのトマトは甘みが強く味の濃いトマトなので、そのままよく冷やしてから食べるのがおすすめなのですが…

▼暑い夏を乗り切るために、つめた~いカプレーゼもお勧めです!

作り方も簡単で、モッツアレラチーズとよく冷やしたトマトを一口大に切り、オリーブオイルと市販のバジルソースと和え、最後に粗びきコショウをふりかけて完成です!
トマトの強い甘みとバジルソースの塩気がよく合うんですよ。

アレンジとして、チーズを豆腐にして、刻んだ大葉を乗せ上からポン酢をかけて食べるというカプレーゼ風和風サラダもおいしいですよ。

投稿者:tomo