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猛暑と干ばつの影響が深刻化しています。

道内は20日、十勝管内芽室町で35度まで気温が上がり、
今日までの5日連続で35度以上となる猛暑日を記録しています。
北海道が5日連続で猛暑日を記録するのは観測史上初めてだそうです。

20日は全道173観測地点のうち、上記の芽室町のほか、85地点で最高気温が30度以上となる真夏日となりました。

参考までに、最高気温と1日の合計数量の気象データを基にグラフを作成しました。
▼7月の各地域の最高気温と一日の合計降水量を見てみましょう。

グラフにすると、7月中旬からの気温が高く、昨年との気温差の大きさがよくわかりますね。
この暑さ、本当に異例です。

しかし、気温もさることながら、今までのブログでもお伝えしているように、
とにかく各産地で雨不足による干ばつの影響が深刻化しています。

オホーツク地区も、7月に入ってから一度しか雨が降っておらず、早生以降の玉葱の肥大が心配されます。また、玉葱のヤケを防ぐため、気温の下がる朝方と夕方に収穫を行うため、収穫数量が中々はかどりません。
そのほか、各地の馬鈴薯も肥大期に雨がないことから小玉傾向です。

猛暑の影響を受けるのは作物だけではなく、人手にも影響があります。
あまりの暑さに圃場での収穫の作業ができないという産地もあり、
作業ができない間にも雑草が生えたり、収穫適期を逃す恐れもあります。

特にトマトなどのハウス栽培の作物はハウス内の温度が外気温よりぐっとあがるため、
実際に産地の従業員の方が熱中症で倒れ作業が進まず出荷ができないといった声もありました。

北海道とは思えぬ暑さ、7月いっぱいは続くようです。

投稿者:tomo