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産地が見えるブログ
北海道産玉ねぎ育苗中
玉ねぎ播種作業も終盤となり、既に播種終了した生産者も多くなってきましたが、北海道の外はまだまだ雪景色です。
- 北海道主力生産地の1つ、岩見沢市では1m以上の積雪が残されています。
- 岩見沢市 玉ねぎハウス
ハウスの中では1/28に播種を行った早生品種SN3が一斉に発芽してきました。
- たまねぎ発芽の様子 品種:SN3 撮影:2/24
発芽時に最初に出てくる葉は“子葉”と言い、種子の中ですでに出来上がっているのもので、次に出てくる葉から“1葉” “2葉”と数えていきます。
定植予定となる4月上旬頃にはちょうど3.0葉~3.5葉くらいになるようにハウス内の温度管理、水分管理を行います。
その後、順調に生育すると7月中旬からの収穫を予定しています。
➖➖➖➖愛媛県 たまねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
北海道より遠く離れた愛媛県のたいよう農園では、農場の理念である“国を耕す会社”の通り耕作放棄地を開墾して農地拡大を進めています。
開墾しているのは県内の西条地区というで約10haで玉ねぎ栽培を行っています。
9/10頃に播種。11/10頃に定植を行いましたが、今年は寒波による影響により、全体的に気温が低く生育遅れが心配されましたが、この西条地区は海沿いの温暖な気候と、豚糞堆肥の力により順調な生育をしています。
- たいよう農園 西条地区のたまねぎ生育状況 2/22撮影
収穫は4月下旬から予定しています。これから肥大してくる大切な時期となりますので、
管理作業から目が離せない日が続きます。
たいよう農園の取組はコチラでも動画紹介されています。
➖➖➖➖➖➖北海道産 じゃが芋 インカのめざめ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
北海道産じゃが芋の大人気品種 “インカのめざめ” 最高の食べ頃を迎えています。
- 生産地となる十勝地方の池田町
休眠期間が短くすぐに発芽してしまい取扱いが難しい品種ですが、生産グループとなるJA十勝池田町では、美味しい時期により長く楽しんで貰うため、様々な取組を行っています。
ポイント① 葉が枯凋したらすぐに収穫を行います。
ポイント② 収穫後すぐに風乾を開始し、表皮が落ち着くまで数日間行います。
ポイント③ 風乾後はすぐに冷蔵にて品温を素早く均一に冷やします。
一見簡単そうですが、品質の状態を確認しながらタイミングよく作業を行うのがとても難しいとのことです。
- JA十勝池田 インカのめざめ 貯蔵倉庫
- JA十勝池田 インカのめざめ 貯蔵倉庫内の様子
- 男爵 インカのめざめ 断面比較
外観は小ぶりで濃黄色をしており、ナッツや栗に似た風味があり、貯蔵によって糖化が進むことで“さつまいも”や“栗”と称されるほどの甘みを持つ品種です。
調理はよく洗った芋をレンジでチンするだけで、あま~い香りと味で十分美味しく頂けます。
煮崩れもしないので、煮込み料理にも適していますが、油との相性も良いのでフライドポテトも人気があります。