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産地が見えるブログ
JGAPエプロン団体認証 継続審査が行われました
5月中旬以降は気温が上がらず、最低気温も10℃を下回る日が多く、朝晩は少し肌寒く感じる日が続いています。
➖️➖️➖️➖️JGAP➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️
エプロンでは2018年より玉ねぎにてJGAP団体認証を取得しており、先日更新審査が行われました。
今回の更新でもエプロンを事務局として、北海道内の10農場(玉ねぎ作付150ha)と2ヶ所の選果場を対象として審査が行われました。
GAPとは農業生産における“食品安全” “環境保全” “労働安全”を持続的に確保し続けるため、記録、点検、評価を行ない、農業経営の改善や効率化に繋げていく取組です。
食品安全の上で重要となる農薬の管理。
誤使用を防ぐためにもしっかりとした区分管理をによって保管されています。
▼ 農薬保管庫 (区分管理して農薬を保管) 小清水町:佐藤農場
工具類も異物混入の防止や、労働事故の防止に繋がるため、整理整頓された管理が必要となります。
▼ 工具保管庫 (使用後も整理整頓)
エプロンで取得している団体認証では生産者10名、150haより約8,000tの玉ねぎが生産される予定となっています。
➖️➖️➖️➖️玉ねぎ➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️
5月中旬からの低温時期が続きましたが、適度な降雨もあり全道的には生育良好で
各産地の生育状況は以下のとおりです。
▼ 越冬玉ねぎと通常栽培(春播き)玉ねぎの生育比較
生育の早いものでは既にMサイズにまで成長しています、順調に生育していくと7月上旬からの収穫、出荷を予定しています
➖️➖️➖️➖️フルーツトマト➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️
しっかりとした甘味と旨味に加え、酸味のバランスが良く大人気に野菜の一つ、フルーツトマトの初収穫、初出荷が始まりました。
空知高糖度トマト生産グループ、美唄市の五十嵐さんでは例年通りの3月10日より定植を開始。定植後は低温による影響で花付きが遅く、例年より5程遅い5月28日から収穫スタートとなりました。
▼ フルーツトマトの圃場の様子(品種:桃太郎ファイト) 撮影:5/29
収穫序盤のサイズはやや小ぶりで32玉サイズ(2S:目安100g/玉)が中心。
通常栽培では5~6℃前後に対して、このフルーツトマトは8℃を超えており、産地規格として”特選”と表記して出荷していますが、今年は日照不足の影響によりやや酸味が強く感じられました。
▼ 今年初収穫されたフルーツトマト 撮影:5/31
▼ 測定したフルーツトマトの糖度 撮影:5/31
今後は天候の回復とともにサイズもS~Mサイズへと大きく、甘味もしっかり乗ってくると生産者は予測しています。
収穫は10月上旬まで行われ、2名の生産者グループで約40,000cs(約140t)の出荷を目指しています。
➖️➖️➖️➖️ブロッコリー➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️
中富良野町の生産者、匠ファームでは順調なブロッコリーの生育がみられます。
今年の播種は3月15日、中早生品種“おはよう”から始まりました。
1ヶ月間の育苗を行ない、4月15日から圃場への定植作業を開始、例年通りの日程で順調な作業が進められています。
現時点での生育としては低温の影響を受けず、とても順調で前年の同時期と比較しても生育速度が早い様子がみられます。
▼ 匠ファーム 5/31時点 前年との生育比較
まだ花蕾の出蕾は始まっていませんが、このまま順調な生育でいくと、例年より5日程早い6月15日頃からの収穫が見込まれます。
匠ファームの作付計画は66ha、約180万玉を10月上旬まで掛けて毎日出荷が行われる予定となっています。