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北海道産玉ねぎ 極早生種の肥大が進んでいます
6月は平年よりもやや高い気温が続いていますが、6月28日からは一気に気温が上がり各地で真夏日を記録するなど、早くも夏を感じさせる気温となっている一方で、降雨量は平年の60%~80%とやや少ない地域が多く、干ばつへの心配の声も聞こえてきます。
➖️➖️➖️➖️➖️北海道産玉ねぎ➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️伊達市の玉ねぎ生産者、近江さんで栽培している極早生種“キタ七”が旺盛な生育から早くも倒伏が始まり、順調な玉肥大を確認することができます。
2月9日に播種を行ない、定植は4月14日。
定植後は晴天も続いたうえ、タイミングの良い降雨もあったことにより生育はとても順調です。
6月28日の圃場では例年より5日早く茎葉の倒伏が始まってきました。
肥大も順調に進んでおり、Mサイズもちらほらと見かけるまで肥大しています。
▼ 倒伏が始まってきたキタ七圃場 6/28撮影:キタ七
▼ 圃場内の玉ねぎ、肥大の様子 6/28撮影:キタ七
近江さんでは7月3日頃より根切りを開始、7月10日の收穫に向けて收穫準備が進められています。
極早生種“キタ七”は南空知地区、オホーツク地区と合わせて20ha、約100tの出荷を予定しています
➖️➖️➖️➖️➖️北海道産馬鈴薯➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️
美瑛馬鈴薯出荷グループの大西さんでは開花期を迎えたじゃが芋畑の様子が見ることができます。
- 大西さんのじゃが芋畑 撮影:6/28
大西さんの植付作業は4月25日、男爵より始まりました。その後キタアカリ、きたかむい、はるかと植付作業が行われました。
植付け後に低温期間に入ってしまったため萌芽不良が心配されましたが、順調に萌芽しその後は晴天にも恵まれ、旺盛な生育の中開花期を迎えています。
草丈としては平年より少し大きく生育が進んだ様子に見られますが、開花期は平年並みとなっています。
2024年美瑛馬鈴薯出荷グループでは今年も全生産者、全面積、特別栽培に取り組んでおり
・男爵 約200t(10.2ha)
・キタアカリ 約160t(8.0ha)
・はるか 約60t(2.4ha)
・とうや 約20t(0.8ha)
・きたかむい 約20t(0.8ha)
出荷予定は7月20日頃よりスタート予定。肥大期となっている今はとても重要な時期です。大西さんはこれからの高温による影響が最も心配していると話してくれました。