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新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年は大変お世話になりました。

昨年の北海道での天候を振り返りますと、2月中旬に季節外れな暖かさとなり、
各地で+10℃を超える記録的な暖かさとなり早い春の訪れとなりました。

4月に入り圃場での作業が本格化している頃、4/15には道内15ヶ所で4月の史上最高気温を記録、札幌では史上最も早い夏日(26℃)を観測しました。
5月下旬ころには少し肌寒く感じる時期がありましたが、平年よりも気温の高い日が続きました。
産地では春から続く干ばつに悩まされている7/20-23頃に暑さのピークを迎え、7月下旬には待望の降雨もあったものの、
玉葱圃場では既に倒伏が始まっている圃場も多く、馬鈴薯に関しても十分な水分量ではなく双方の肥大に影響を及ぼしました。

その後の気温も高く長い夏となり、9月頃から徐々に気温が下がり始めるも日中の気温は平均よりも高く続いており、ここ数年続いている温かい秋が今年も感じられました。
安定した気温によりブロッコリーの生育は良好で、昨年猛威を振るった黒すす病の発生も少なく、安定した収穫、出荷作業が行われました。

10月中旬になると温かい秋から一転し、各地で初霜や初雪が観測されハウス内の果菜類も一斉に収穫が終了、急な冬の訪れを感じられる年となりました。

2024年の四季を総括すると、「早い春」「長い夏」「温かい秋」「急な冬」となり、当初騒がれていたほどの猛暑はありませんでしたが、
ここ数年で気候が変わったかの様に、極端な干ばつ、集中豪雨、異常高温などが日常的に発生し、生産現場を苦しめております。
北海道のみならず、年末は関東・九州の野菜の高騰が続いており、2024年はまさに野菜にとって受難の年でした。

こういった変化にどう対応し乗り越えていくかが今後の生産性を大きく左右していくものと思います。

これらの課題に対して、私たちエプロンも生産者と一丸となりこの問題に取り組み、お客様に喜んで頂けますよう商品の安定出荷に努めて参ります。

本年も引き続きよろしくお願い致します。