Blog

産地が見えるブログのサムネイル

記事に関する野菜情報はこちら

アスパラ間もなく出荷/道内玉葱・トマト生育状況

3月中旬以降の北海道は平年よりも若干高い気温が続いており、圃場の雪融けも順調に進んでいます。一部の融雪剤を散布した圃場では雪がすっかりなくなり、間もなく圃場での作業が始まります。

➖➖➖➖➖北海道産 アスパラ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

春の訪れを感じるアスパラガスが、中富良野町の匠ファームで順調に育っています。匠ファームでは2月末にハウスにビニールをかけ、続いて融雪剤をまきすべての雪が溶けたのは3月15日頃。
その後、ハウス内で加温を行い、雪溶けから10日後にアスパラが発芽しました。

▼中富良野町 匠ファーム ハウスアスパラ圃場(3/27撮影)

▼土から約8㎝、顔を出しています。(3/27撮影)

ハウス栽培のアスパラでは1日に3cm以上も成長します。アスパラの成長具合を見ながらですが、収穫は3月31日頃を予定しています。

地中では光を浴びていないため、最初は白色~紫色をしていますが、陽の光を浴びて生育することで、鮮やかなグリーンアスパラへと成長していきます。
また、外気温はまだ低いものの、ハウス内は加温され、温度は約25度に保たれています。

匠ファームでは、3棟のハウスで約1反のアスパラを栽培中です。ハウス栽培アスパラ収量後は同農場にて露地アスパラへと出荷へと続き、5月下旬の最終出荷まで断続的に出荷が行われます。

新鮮なアスパラの登場がもう間もなくです、どうぞお楽しみに!

➖➖➖➖➖北海道産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

当ブログで播種作業から状況をお伝えしている岩見沢市栗沢町の生産者、坂上さんの圃場では、定植後の苗が順調に生育しています。坂上さんでは、道内の一般栽培よりも10日程早い作付けをしています。

▼岩見沢市 栗沢町 坂上さん 玉ねぎの育苗ハウス(3/28撮影)

▼一か月前の写真と比べると、生育の様子がよくわかります。

ある程度成長した後は、葉を何回かに分けて機械で刈り取ります。これにより、葉がより太く強くなり、根の発達が促進されます。

▼機械で刈り取る様子

▼刈った後の苗の様子

天候状況をみてですが、4月15日前後に定植を予定しています。
定植まであと少し、とても大切な時期の育苗管理をしっかり行っていきます。

➖➖➖➖➖北海道産 フルーツトマト➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

北海道産フルーツトマトを出荷している空知高糖度トマト出荷組合(美唄市と新十津川町)では育苗を経て、定植が始まりました。
それぞれ美唄市五十嵐さんでは3月9日開始、新十津川町の清野さんでは3月12日定植を開始しました。

▼美唄市五十嵐さん 定植後のフルーツトマトの圃場の様子(3/27撮影)

順調に生育進んでいます。
定植時はトマトの花(蕾)は外側(通路側)に向けて定植します。トマトの花は成長しても同じ方向へ花を付ける性質を持っているため、通路側に向けて定植することで、日当たりがよく、収穫もしやすくなるためです。

▼背丈は40㎝をこえています(定規の長さが30cmです)。


▼温度管理の様子

トマトの生育適温は21~26℃、夜温10~15℃、30℃以上は落花や着色不良を招くので、温度管理をしっかり行っていきます。
定植作業は一気に行わず段階的に行い、二軒とも4月末頃まで作業が続いていきます。

収穫の始まりは5月下旬から予定しています。