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天候不順が続いています/アスパラ出荷状況/佐賀玉ねぎ生育状況 他
圃場の雪はすっかりなくなりましたが、気温の方はなかなか上がらず肌寒く感じる日が続き、雨などの天候不順が続いています。例年であれば慌ただしく圃場内での作業が行われる時期ですが、雨の日が続いて春の作業は遅れ気味で始まることになります。
➖➖➖➖➖ハウスアスパラガス➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
中富良野町の匠ファームのハウスアスパラガスの出荷が4月2日から始まりました。
現在は本来だとピークを迎えているはずが、例年のピーク時の約8~9割程度と、やや少なめな状況です。
▼中富良野町 匠ファームのハウスアスパラガスの圃場(4/16撮影)

匠ファームでは3日に一度潅水しているため、水分は十分にあるものの、やはり曇天の影響で日光が少ないことと、低温の影響で伸びがあともう少しな状況です。

そんな中でもサイズは2L中心で、味も良いのが特徴です。ハウスアスパラガス終了後は、天候状況にもよりますが5/10頃から露地もののアスパラガスがスタートする予定です。
➖➖➖➖➖佐賀産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
北海道のみならず九州でも天候に恵まれず、玉ねぎの生育が全体的に1週間から10日ほど生育が遅れている状況です。
そんな中でさらに九州地方の広範囲にわたり、局地的に雹が降りました。
▼佐賀県の玉ねぎ圃場の様子(4/17撮影)


雹が降ったことで、葉に穴が開いたり、葉が萎えてしまっています。そのため生産者では急遽、防除を行っています。
本来はピークを迎えているるはずの佐賀産玉ねぎですが、天候不順によって生育と出荷に遅れがでています。
➖➖➖➖➖北海道産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
南空知玉葱出荷グループでも玉ねぎの定植作業が始まっている生産者もありますが、冒頭のように雨の状況を見ながらの作業となっています。ここ数年は4月末頃には大体の産地で作業が終わっていましたが、今年は5月ゴールデンウィーク頃まで作業が続きそうです。
岩見沢市栗沢町の生産者・坂上さんの圃場では播種が2/5に始まり、4/12から定植作業が始まりました。今週の初め3日間はずっと雨予報だったため、雨の前の前週の土日にできるところまでの定植作業を進めました。
雨の度合いにもよりますが、雨が終わっても翌日すぐに圃場に入れるわけではなく、ある程度乾いてからの定植再開になります。
▼移植機にて玉ねぎの苗の定植作業の様子 (4/12撮影)

坂上さんでは定植作業に入る直前に耕起を行い、畑づくりを行いながら定植作業を行っています。
そのため、坂上さんはこの時期は1日中、移植機に乗りっぱなしです。
この他に育苗ハウスから苗を軽トラックに積み込み、圃場まで運ぶ、という作業があり、それも非常に重労働です。
▼定植後の畑の様子

▼補植の様子

移植機で植えきれなかった部分は手作業で植えていきます。
▼定植作業の動画
坂上さんでは一日約1.6haほどの圃場の定植作業を進めています。
今後の天候に恵まれることを期待しています!
➖➖➖➖➖生産者 勉強会➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
4/15 後志地区のパプリカ生産者の方3名に向けて、肥料会社の方を講師に招き、肥料や土壌の勉強会を行いました。
▼勉強会の様子(4/15撮影)

一般的には水耕栽培で作られることが多いパプリカですが、こちらの地区の皆さんは土耕栽培で作っています。そのため土づくりからこだわりたい、という強い思いがあります。さらに、特別栽培での栽培に取り組んでいます。
今回は各生産者それぞれの土壌分析を行い、その値を基に適切な施肥設計を行うように教えていただきました。

土からこだわった、こだわりのパプリカは8月から出荷を予定しています。
今後もこのような勉強会を定期的に開催していきたいと考えています。