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北海道産フルーツトマト出荷開始/道内は少しですが良い雨が降りました

5月に入ってからまとまった雨がなく、干ばつが心配されていましたが、5月25日~26日にかけて全道的にまとまった雨が降りました。
一部地域ではもう少し雨が欲しかったとの声も聞かれますが、これからの気温上昇とともに遅れている生育の挽回に期待しています。

➖➖➖➖➖北海道産フルーツトマト➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

美唄市のフルーツトマト生産者・五十嵐さんが、本日5月30日に今シーズンの初出荷を迎えました。

▼美唄市 五十嵐農園 フルーツトマト 圃場の様子(5/30撮影)

まだ青い実が多い中、赤く色づいたものだけを選んで収穫し、初日9kgの出荷となりました。
今年は育苗期の低温で開花が遅かったため、出荷開始は例年より5日ほど遅れていますが、生育状況としては玉なりが良好で、現在の出荷サイズは32玉・28玉中心です。

▼初出荷分の五十嵐さんのフルーツトマト(5/30撮影)

▼フルーツトマトの定義は8度以上なのですが、糖度を計測したところ、なんと9.5度。

食味したところ、今年も甘みと酸味のバランスよい、まさにおいしいトマトでした!

五十嵐さんは、そんなおいしいトマトづくりのためにさまざまな工夫を凝らしています。土壌の乾燥対策として畑にわらを敷き、水分が浸透しやすい環境を整えるとともに、納豆菌・酵母菌・乳酸菌などの微生物を活用し、トマトのうまみやコクを引き出しています。また、枝をしっかり伸ばしながら水を与えすぎないことで、味わい深い実に仕上げています。

なお、同じくフルーツトマトを栽培している新十津川町の清野さんのフルーツトマトは6/6頃の出荷予定です。收穫は7月下旬にピークを迎え、11月上旬まで行われる予定です。

シーズン出荷予定計画
五十嵐さん 出荷予定:16,000ケース
清野さん 出荷予定:18,000ケース    

➖➖➖➖➖馬鈴薯➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

弊社を代表する馬鈴薯産地、美瑛馬鈴薯出荷グループの馬鈴薯の生育状況です。
美瑛馬鈴薯出荷グループは今年21年を迎える苦楽を共にした歴史のある産地です。

▼美瑛馬鈴薯出荷グループ代表 寺島さんと男爵の圃場(5/20撮影)

こちらは早出しの男爵芋です。今年は4月の長雨の影響で、例年なら4月25日頃に始まる植え付け作業が、一週間ほど遅れて5月3日からの開始となりました。

▼土の中を掘ってみると、根がしっかりと張ってきていることを確認できました!(5/20撮影)

撮影時は干ばつでしたが、先週に恵の雨が降ったことで生育が進んでくれました。
例年、早出し男爵芋は7月末に出荷予定なので、今後も天候に恵まれ生育が進んでいくことを祈っています。 

➖➖➖➖➖北海道産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

続いて、干ばつが心配されていた北海道産玉ねぎです。

▼美幌町 仙頭さん キタ七 定植日4/14(撮影5/28)

こちらでは定植直後に予想外の降雪もありましたが、大きな影響はなく、現在まで順調に生育しています。
数日前には久しぶりの雨があり、作物にとってはありがたい潤いとなりました。ただ、まだやや水分が足りない印象もあり、今後の降雨に期待したいところです。

➖➖➖➖玉ねぎ懇親会➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

弊社を代表する玉ねぎ産地「オホーツク玉葱出荷グループ」の懇親会が、5月22日(木)に美幌町で開催されました。当日は、生産者の方々約30名の方にご参加いただき、にぎやかな雰囲気の中で交流を深めることができました。

▼懇親会の様子(5/22撮影)

弊社代表の前田からは、今後も玉ねぎの販売を広げていくためには皆様の力が不可欠であり、引き続き出荷のご協力をお願いしたい、というお話をさせていただきました。
懇親会では、エプロン社員との交流はもちろん、オホーツク出荷グループは広域なので、地区が離れているグループのメンバー同士も顔を合わせることのできる良い機会でした。

エプロンとオホーツク玉葱出荷グループの皆さんとは20年以上のお付き合いがあり、スタート当初から世代交代を経て、現在も多くの若手生産者が活躍されています。弊社と生産者の皆さんとの連携・信頼関係が今後ますます重要になると感じた、意義深い会となりました。