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産地が見えるブログ
道産ブロッコリー10月も出荷中/わだのごぼう選別中 他
10月に入り気温が一段と下がり、先日までの厳しい残暑と感じていたところから、秋の終わりを感じさせるほど、急激に寒さを感じるようになりました。
生産現場ではほとんどの収穫作業が終わり、来春に向けての耕起や秋施肥などの作業が行われています。
➖➖➖➖➖北海道産 ブロッコリー➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
近年は秋の温暖な気温により10月も安定して北海道産のブロッコリーが収獲、出荷されています。
特にこの時期のブロッコリーは、暑さによる病害や生理障害が少なく、棚持ちが良いのが特徴です。
▼真狩村 ささき農園のブロッコリー(10/11撮影)

この時期のブロッコリーは花蕾がしっかり締まっており、食味も良いのが特徴です。
ささき農園の圃場目の前の羊蹄山では10月9日に初冠雪が観測されていますが、
ブロッコリーの収獲作業は順調に続いており、10月20日頃収獲終了予定となっています。
➖➖➖➖➖わだのごぼう➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
十勝の和田農園では、ごぼうの収穫が9月中旬から始まり、選果場では選別作業の最中です。
▼和田農園 ごぼうの選別作業の様子(10/8)
ごぼうの生育状況ですが、現在はまだ少し細めのものが多いようですが、収穫がやや遅めの圃場ではこれから太さが増していく見込みとのこと。

和田農園では土の健康を大切にするため、除草剤は使用せず、人の手で広大な圃場の草取りを行っています。
今年の厳しい暑さと少雨の中でも、和田農園では日々の丁寧な土づくりと管理を積み重ねたため、厳しい天候の中でもここまでしっかり生育しています。
このような様々な手間をかけ、アクが少なく、ごぼう本来の味が濃い「わだのごぼう」を皆様にお届けしています。
また、10/8にはコープデリ連合会様による和田農園のネバリスターの産直点検が実地されました。
▼写真右から和田農園 和田政司さん、コープデリ連合会 石野バイヤー


和田農園では必要な書類や掲示物もしっかり揃っております。
点検時では選果場にも赴き、包丁を紐でつないで紛失を防止していたり、出荷時にはサイズごとに原料を入れたビニールテープの色を変えて、一目で分かるようにしているなど、丁寧で効率的な工夫が随所に見られました。
➖➖➖➖➖北海道産 じゃがいも➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
ブログでも何度もお伝えしたように、今シーズンの北海道は、例年にない高温と雨の少なさが続きました。特に主産地の十勝地方では、この天候がじゃがいもの生育に大きく影響しました。
じゃがいもは「涼しい気温」と「適度な雨」が大切ですが、今年はその条件がそろわず、全道的に収穫量が平年を下回っています。
さらに、じゃがいも全体で小玉傾向が見られます。
特に「ホッカイコガネ」や「メークイン」の品種では、高温の影響で二次成長が起こり、変形した芋が多く発生しています。
二次生長は気候要因によるもので安全性に問題はなく食味も変わりありません。
▼メークインの二次生長の様子

こういったじゃがいもは選別の段階で、できる限り外していますが、もともと収量が多くない中で、こうした影響に規格外品の発生により、平年より約3~4割ほど少ない状況になっています。
➖➖➖➖➖玉ねぎ新商品➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
今回は北海道産玉ねぎの商品のご紹介をいたします。
▼岩見沢市産玉葱ブランド「真珠の玉葱」

真珠の玉葱を生産するのは、エプロンブログでも何度も登場している坂野さんをはじめとした、5軒の生産者「大地のクリスタル会 生産者グループ」。
▼岩見沢市の玉葱生産者 坂野さん

真珠の玉葱は、海洋ミネラルを玉葱の育苗期・定植期・実の肥大期等のミネラルを欲するタイミングで葉面に散布し栽培。冬の間は海洋ミネラルを含んだ土が雪の下で微生物を増やし、土壌の構造が改善されます。
海洋ミネラルは「海のミネラル」と「大地のミネラル」が混合された海水を原料に、処理によりイオン化を促進したミネラル液を500倍~1500倍に希釈し散布、このミネラルを玉葱の栽培時に使用することで農薬の節減が可能になり、味の濃い玉葱を育てることに成功しました。
そんな海洋ミネラルを使い続けて十年以上が立ち、令和4年に玉葱ブランド「真珠の玉葱」が誕生しました。現在は主に直売所や百貨店などで販売しています。
新しい玉葱の商品、ぜひよろしくお願いいたします。