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暑さ本番に。各産地で収穫ピーク 他

8月に入り近年のような猛暑日はほとんど記録されず今年は“北海道らしい夏の気候”が続いています。
しかし、気象庁の長期予報では8月後半から北海道では高温が続くとされており、お盆過ぎても涼しくならない“北海道らしくない残暑”が心配されています。
これからの時期は収穫作業や生育後半となる作物が多いため、季節外れの高温対策が必要となりそうです。

➖➖➖➖➖玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

▼8/14時点での北海道各地の玉ねぎの生育状況

今年の玉ねぎは極早生から早生にかけて、例年と比べても2Lサイズを中心とした大きめのサイズに仕上がっています。

▼ 玉ねぎ選別作業の様子(例年サイズとの比較)

生育自体は非常に順調なものの、7月中旬から下旬にかけては雨が続き、収穫作業や根切りができない状態が続きました。そのため圃場の乾燥がなかなか進まず、玉ねぎ自体も水分を多く含んだことで、一時期は品質面への影響も懸念されました。
しかし、8月に入ってからはぐっと気温が上がり晴れの日が続いているため乾燥も進み、品質面も改善が見られています。

中生~晩生のサイズについては大玉であった極早生~早生とは異なり、L~L大中心になることが見込まれています。

➖➖➖➖➖じゃが芋➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

美瑛馬鈴薯出荷グループのじゃが芋の収穫作業が順調に進んでいます。

▼美瑛馬鈴薯出荷グループ 外山さん 収穫作業の様子(8/4撮影)

前回の記事でお伝えした通り、今期は天候と寒暖差に恵まれ、大玉傾向で良い仕上がりとなりました。

2026年美瑛馬鈴薯出荷グループ出荷数量予定(見込み)

・男爵 約320t(9.6ha)

・キタアカリ 約250t(8ha)

・はるか 約86t(2.6ha)

・きたかむい 約56t(1.7ha)

・とうや 約28t(0.8ha)

※すべて特別栽培です。

➖➖➖➖➖ブロッコリー➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

匠ファームのブロッコリーが収穫作業のピークを迎えています。

▼富良野地区 匠ファーム ブロッコリー収穫作業の様子(8/7撮影)

匠ファームでは一足先にとうもろこしの収穫作業が終了し、現在は多くの人員を投じてブロッコリーの収穫作業にあたっています。

順調に収穫が進む一方で、ブロッコリーはお盆を過ぎて夏が終わる頃から栽培の難しさが増していく作物でもあります。
ブロッコリー栽培は4月中旬頃の一番手の定植からスタートし、暑さが本格化する前の6月中旬頃から最初の収穫を迎えます。作型をずらしながら順次定植を行っていくため、6月中旬〜7月下旬に定植する作型では、どうしても一年で最も気温が高い時期が生育期間と重なってしまいます(収穫期:8月中旬〜9月下旬)。

もともと冷涼な気候を好むブロッコリーにとって、この時期の高温は花蕾の形が崩れる「不整形花蕾」や、茎の中に空洞ができる「空洞化」などを引き起こす要因となります。
そのため、これから時期の栽培管理には特に高度な技術と注意が求められます。

➖➖➖➖とうもろこし➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

ここ数年は猛暑の影響でとうもろこしの収穫が前倒しとなり、ほんの数日のズレが未熟や過熟につながるなど、収穫適期の見極めが非常に難しい状況が続いていました。しかし今年は本来の涼しい気候に戻り、本来の例年並みのペースで育っています。

▼音更町 得地農場 特別栽培とうもろこし圃場 品種:ミエルコーン89 定植:5/21(8/7撮影)

得地農場の中で最も早い圃場では、8月20日頃からの収穫を予定しています。
猛暑が続いたここ数年からから見れば1週間ほど遅いタイミングですが、本来の例年並みの収穫時期と言えます。

➖➖➖➖➖かぼちゃ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

得地農場では今年から新たな取り組みとして、「くり大将」という品種の作付けを開始しました。例年一番最初に定植する「ブラックジョー」と同時期に定植しつつも、収穫期が半月ほど早い期待の品種です。

今年は定植後の7月に曇天が続いた影響で、ここ数年の猛暑の年に比べると南瓜のツル伸びがやや鈍く感じますが、とうもろこし同様本来の例年並みの生育スピードです。

▼南瓜の様子 品種:くり大将 6/4定植(8/7撮影)

南瓜の美味しさ(味の良し悪し)を左右するのは肥大期(8月)の日照時間と言われており、現在は晴天が望まれています。収穫直前の8月末には生産者の圃場に種苗会社を招いて現地での最終確認を行い、収穫適期を見極めて品質の向上に努めていきます。
8月末頃から収穫を迎えたあとは、2週間ほど風乾させ、9月中旬頃からの出荷を予定しています。