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涼しい夏の終わりに集中豪雨、道外への物流混乱 他

北海道では暑さのピークを越え、最高気温が30℃を越える日もなくなり、最低気温が20℃を下回る日が増えてきました。昨年までの厳しい残暑とは異なり、涼しさを感じる夏の終わりを迎えています。

一方で、雨の降る日が多く、各地で局地的な豪雨が発生しています。特に27日からの大雨で線路への土砂流入や倒木による列車の脱線事故が発生しました。

現在も本州方面への運転再開の目途が立っておらず、農産物の物流にも大きな影響や混乱が生じています。

➖➖➖➖➖玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

▼8/31時点での北海道各地の玉ねぎの生育状況

玉ねぎは極早生の収穫が無事に終了し、現在は中生の収穫が最盛期を迎えています。
空知地区では雨の日が多く、思うように収穫作業が進められないもどかしさもありますが、全体の収量自体は例年以上を見込んでいます。
現在の中生はL大サイズが中心の仕上がりとなっています。

➖➖➖➖➖じゃがいも➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

羊蹄地区の真狩村のささき農園では、8/19に男爵芋の試し掘りを行いました。

▼真狩村 ささき農園 じゃがいも圃場(8/19撮影)

▼佐々木さんとじゃがいも(8/19撮影)

ささき農園では、栽培の難しさから作り手が減りつつある男爵を中心に作付けしており、さらに男爵では珍しい特別栽培にも3年前から取り組んでいます。

男爵は本来、病害にあまり強くなく収量性も低いため管理に手間がかかる芋ですが、ささき農園では土づくりに徹底的にこだわり、昔ながらの本来の芋の美味しさを守り続けています。

今年は全体的に肥大も良く、Lサイズ中心でとても良い仕上がりが見込まれています。
9/1頃から順次、本収穫を進めていく予定です。

➖➖➖➖➖とうもろこし➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

音更町・得地農場では8月下旬とうもろこしの選別作業がピークを迎えました。

▼音更町・得地農場のとうもろこしの選別作業の様子(8/28撮影)

撮影したこの日は、午前中に収穫したとうもろこしを午後から手際よく選別していました。

収穫したてのとうもろこしを鉄コンテナで選果場へと運んで広げ、作業員が1本ずつ手作業で根元を切りそろえながら、サイズや先端不稔の有無を確認していきます。選別・箱詰め(折りコン)後は、すぐに冷蔵庫へと入れて一晩じっくり「予冷」を行います。

とうもろこしは収穫後も自身が呼吸をして甘みや鮮度がどんどん落ちてしまうため、多くの人員で丁寧な検品を行うことはもちろん、予冷に回すまでのスピード感を大切にしています。

今年はここ数年の猛暑とは一転し、8月に曇天や雨が多かった影響で収穫スタートが1週間ほど遅れました。現在はイエロー種の収穫・出荷が終了したため、次回は9/10頃よりバイカラー種の収穫を控えています。

道内全体としては、とうもろこしの出荷も中盤戦に入り、品質・生育ともに順調に経過しています。

しかしその一方で、前述の大雨によるJRコンテナの運休など、本州への輸送ルートが制限される場面が増えています。お届けまでの「日数」と「鮮度」が命であるとうもろこしだからこそ、いかに高い品質を保ったまま全国へ出荷できるかが、今まさに最大の課題となっています。

➖➖➖➖➖かぼちゃ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

北海道産かぼちゃが収穫最盛期を迎えています。

▼音更町 得地農場のかぼちゃの収穫動画  品種:栗大将(撮影日:8/28)

今年の作柄としては、春先の低温によるツル伸びがよくないことや、開花時期に曇天が続いた影響で、着果数が少ない傾向にあります。玉数が少ない分大玉傾向とはなっていますが、全体の収量自体は例年をやや下回る見通しです。

また、雨の直後に収穫すると品質が大きく低下してしまうため、各産地は晴天の日を見極めながら慎重に作業を進めています。

そうした中、近年かぼちゃの作付を拡大している音更町の得地農場にて、カネコ種苗様による生育調査が行われ、エプロンかぼちゃ担当の伊藤も同行いたしました。

▼生育調査の様子(得地農場にて8/28撮影)

今回の調査対象は「ほろほろ(カネコ種苗)」をはじめとする3品種。本格的な収穫を前に実際に試し掘りを行い、その場で調理して食味をしっかりと確認した上で、最適な収穫時期や収穫順の打ち合わせを実施しました。

得地農場の皆さんにとっても、収穫前に納得のいく仕上がりを確認できる貴重な機会となりました。