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エプロンの野菜のサムネイル

南瓜

南瓜は、種苗会社ごとに、実に様々な品種があります。
弊社では、「こだわり南瓜」「くりゆたか」「くり将軍」、冬至に向けた「蔵の匠」など、他多数様々な品種を順に8月末から12月にかけて出荷しています。
それ以外の季節は、国産の冷凍南瓜、6月から7月にかけては九州(鹿児島・熊本産)の南瓜を取り扱っています。

取り扱い代表品種紹介


「蔵の匠」
北海道品種リレーの最後に出荷することが多い『蔵の匠』という品種の南瓜は高紛質の栗系南瓜で表皮も柔らかいのが特徴です。
それに加えて貯蔵性がとても高く12月の冬至の時期に、甘味が増し抜群に美味しくなる南瓜です。
ぜひ一度ご賞味ください。

■出荷時期:11月上旬~12月中旬
■代表産地:
・得地農場(北海道 音更町)<特別栽培>
・畑 正志(北海道 幌加内町)<特別栽培>
・タスクファーム(北海道 新得町)<特別栽培>
・ワカハラ農場(北海道 新得町)

 

「くりゆたか」「くりゆたか7」
大玉傾向の南瓜で、やや濃い緑色で腰高扁円形の形をしている南瓜です。
肉質は強紛質で、甘味も強く大変おいしいと評判の南瓜です。

■出荷時期:9月下旬~11月下旬
■代表産地:
・タスクファーム(北海道 新得町)<特別栽培>
・ワカハラ農場(北海道 新得町)

 

「こだわり南瓜」

こだわり南瓜は甘く、ホクホクとした南瓜です。
果皮は濃緑色で灰白斑点と縞が入っており、果肉はオレンジがかった黄色です。
こだわり南瓜の会はYes!Cleanの登録を行っており、安全・安心・良品質の生産に取り組んでいます。

■出荷時期:9月~10月
■代表産地:
・JAみねのぶ こだわり南瓜生産者の会(北海道 美唄市)

南瓜の機能性成分

南瓜は、カロチンの含有量が野菜の中でも抜群に多く、他にビタミンCや、体を温める栄養素のビタミンE、B群も多く含んでいる、秋の代表野菜です。

栄養分は、実以外のわた(真ん中)や皮にも含まれており、その含有量は実が2500μg、わたが5400μg、皮が7000μg前後と、実は外側の部分が一番多いのです。ですから調理の際は、なるべく皮を残すような調理法がおすすめです。

播種から収穫まで

南瓜は播種から収穫までは、90日以内の期間で、5月下旬に播種が始まり、8月中旬から収穫が行われます。

栽培は、親づるをある決まった長さの節で切り、小づるを2本伸ばす「小づる2~3本仕立て栽培」という栽培法で行っています。 南瓜は草勢があって、つるが非常に長く伸び、何本にも枝分かれする野菜です。そのつるが延びる分、土の中では根も伸びており、広い範囲で養分を吸収しています。

親づるを刈る節の長さは、品種によって決まっていて、開花から収穫までの期間も明確になっています。

南瓜の頭の部分(果硬部)の変化が、収穫時期を見極める目安になります。開花から一定の期間がたつと、下から茶色に変わり、ひび割れが始まって、上まで全て硬く、コルク状になったら、完熟したというサインです。

収穫は、カットした部分から雑菌が入らぬよう、雨の日を避け晴天の日を選びます。
そして、15日~20日間、「キュアリング」という処理を行います。これは、南瓜を日陰の風通しのよい所で乾燥させる作業で、甘味を強くし、貯蔵性をよくするという意味があります。南瓜は非常にデリケートな野菜なので、ぶつけて傷を作らないようにし、6~10℃で貯蔵します。

南瓜のおしべとめしべ

調理と保存

南瓜は皮の部分にも栄養分が多く含まれているので、皮を残した調理方法がおすすめです。

保存は、使用する前は冷暗所(10℃前後)で保存し、調理で使用した残りのものは、ラップで包んで冷蔵庫に保存してください。また、真ん中のわたは腐れやすいため、保存にはむきません。冷凍保存も可能ですので、その際はゆでてラップをし、保存するとよいでしょう。