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エプロンの野菜のサムネイル

玉ねぎ

弊社を代表する玉ねぎは、早くから栽培記録の管理や、産地指導・点検のシステムのもとに、味・品質の向上や、安心で安全な商品の提供に取り組んできました。
複数の販売先で産直産地として産地指定販売を行っています。

玉葱の安心安全への取り組み

・玉ねぎの選果場

美幌町にある弊社の玉ねぎ選果場では除湿乾燥機・冷蔵貯蔵倉庫も併設されており、

4月~5月に北海道産玉ねぎの品質・数量ともに安定供給が可能です。約2,200tもの冷蔵貯蔵が可能です。

選果場。DB詰めなども行われます。

 

・JGAPへの取り組み

安心・安全への取り組みとして、2018年7月 株式会社エプロンとしてJGAP団体認証取得いたしました。

品目:「玉ねぎ」

農林水産省のホームページに弊社が紹介されています。

2023年時点
登録農場数:11農場(南空知・十勝・オホーツク地区)
登録選果場:1施設総生産数量:約8,000t(内 特栽1,500t)

 

 

 

主要商品

出荷シーズン

 

「北海道産玉葱」

北海道は日本一の玉ねぎ産地、出荷量は80万トン以上。
全国玉ねぎ出荷量の7割弱を北海道産が占めています。(令和2年農林水産省統計データより)

玉ねぎの種類は、収穫の時期によって下記の種類となります。

極早生  ~  当社PB【キタ七】・北はやて
早生・中生   ~  バレットベア・オホーツク222
晩生 ~  北もみじ2000、在来玉ねぎ(黄玉)

最も早くに出荷される早生は柔らかくて辛味が少なく、
晩生は病気に強くて貯蔵性に優れるなど、種類によって違った特徴があります。

■出荷期間
7月下旬~5月中旬(収穫後翌年に向け弊社独自の選果場にて保管・冷蔵)

■産地
・南空知玉葱出荷グループ(北海道)<一部 特別栽培>
・オホーツク玉葱出荷グループ(北海道)<一部 特別栽培>
・大雪を囲む会(美瑛・上富良野)<有機栽培>

 

在来玉ねぎ(黄玉)

貯蔵性に優れたF1品種(一代限りのかけ合わせた品種)が主流な中において、黄玉葱は生産者が種子採取から行っています。種子採取は全て手作業で行うため非常に手間のかかる仕事ではありますが、この味・種を守り続けていきたい、そんな生産者の熱い思いで作られ続けています。

特徴としては、加熱することで甘みとうま味がぐっと強くなり、食感もとても柔らかくなる大変美味しい商品です。
そのままでは辛みが強いので、生食よりも加熱をお勧めしています。

また、作っている生産者が少ないため数量に限りがあること、貯蔵には向かないため、数か月間の期間・数量限定の商品です。

■出荷期間:9月~12月
■産地:南空知玉葱出荷グループ

 

「赤玉葱」

鮮やかな赤色が美しい赤玉ねぎ、通称アーリーレッドとも呼ばれています。
とても瑞々しいのが特徴です。また、辛味や臭みも通常の玉ねぎに比べて少なく、甘味もあります。
この特徴から、サラダなど生食でおいしくお召し上がりいただけます。

■出荷期間:通年(時期に応じて産地が変動するため、お問い合わせください)
■産地:
・南空知玉葱出荷グループ(北海道)
・オホーツク玉葱出荷グループ(北海道)
・ひぜん産直の会(佐賀・長崎)

 

「九州産 新玉ねぎ」

九州は、春から夏にかけ、北海道に代わって玉ねぎの中心産地となります。
中でも佐賀県は、全国で北海道に次ぐ出荷量で、全体の8%を占めています。
(令和2年農林水産省統計データより)

ひぜん産直の会では、生育速度の異なる早生~晩生の品種と、出荷時期に合わせた栽培方法で対応することにより、3月から8月まで出荷を行っています。
春に出荷される玉ねぎは、北海道産の玉ねぎと区別して新玉ねぎとも呼ばれ、柔らかくて甘味が強く、サラダなどの生食にも向いているのが特徴です。

■出荷期間
3月下旬~8月下旬

■産地
・ひぜん産直の会(佐賀・長崎)

その他こだわりの商品

極早生玉葱「キタ七」

果肉が厚くてやわらかいジューシーな美味しさが特徴な玉葱です。

道内各地の厳選された生産者により、北海道内でもいち早く出荷可能なミネラル肥料を施した極早生玉葱です。

■出荷期間:7月中旬~
■産地:
・伊達、空知、オホーツク地区の限定の生産者

 

北海道産 越冬玉ねぎ「えったま333」

「越冬玉ねぎ(商品名:えったま33)」とは、北海道の伊達市で作られている珍しい栽培方法の玉ねぎのことです。

その最大の特徴は、通常の北海道の玉ねぎは春に播種し秋ごろに収穫をしますが、
こちらの越冬玉ねぎは、前年の夏に播種し、その後パオパオで被覆し”苗の状態で越冬させて翌年の夏に収穫すること”です。

栽培期間が長いことも特徴で、「えったま333」の”333″は栽培期間である11ヶ月を日数に換算したものなのです。

畑の中でじっくりと育ち栄養を蓄えることから、通常の玉ねぎに比べて肉厚で甘みがあり、栄養価が高くなります。
生で食べると、瑞々しく、ほとんど辛味がなく、爽やかな甘みがあります。
通常は辛味のある玉ねぎだと野生の鹿は食べないのですが、その鹿も食べてしまうぐらい甘味のある、こだわりの玉ねぎです。

■出荷期間
7月初旬

■産地
・伊達市の限定生産者

【コラム】播種から出荷までのご紹介

【は種~収穫までのご紹介】

こちらでは弊社を代表する南空知玉葱出荷グループの早生品種の年間作業をご紹介します。

2月 は種

3月 ハウス管理・育苗 50~55日ハウス内で育てます。

4月 施肥⇒定植

5-6月 除草・手取除草

5-8月 防除

8月 「根切り」、収穫

9月頃 緑肥 11月 秋肥・耕起 ※収穫後も、しっかり土作りを行います。

<ポイント>8月上旬になると、玉葱が倒伏。収穫がもうそろそろOKというサインです。

倒伏の様子です。この倒伏後に「根切り」という作業を行います。根切りはとても重要な作業で、

・分球の防止

・病菌の侵入防止

・急速な成長による裂皮の防止

などの意味があります。但しこの時期に雨が続くこともあるので、根切りはタイミングも非常に大切です。

【収穫後~出荷までのご紹介】

新物の玉ねぎは水分が多くて柔らかい反面、傷みやすいので、収穫から出荷までの間に、「風乾」作業をしっかりと行います。出始めの頃は玉ねぎの選別前に、風通しのよいところで風乾します。

北海道では収穫後、鉄コンテナに入れたまま上にシートをかけ畑で風乾し、10月下旬ころから貯蔵倉庫に移され春まで出荷されます。

貯蔵中の玉ねぎ(北海道)

【コラム】玉ねぎの保存方法とお召し上がり方

新玉ねぎと貯蔵に向いた種類の特徴の違いに注意しましょう。

こちらでは貯蔵に比べ保存に手がかかる新玉ねぎの保存方法をご紹介します。

<保存方法>
・「玉のまま」保存する場合は、風通しのよい冷暗所にネット等に入れて吊るします。
貯蔵は、湿気の少ない場所では長期間貯蔵が可能です。
(収穫後40~50日後に、休眠状態から目覚めます。玉ねぎの貯蔵は0℃、湿度は65~70%がベスト)
・「新玉ねぎ」はみずみずしい分あまり日持ちしないので、新聞紙などでくるみ冷蔵庫で保管します。
・「使いかけ」はラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。

<お召し上がり方>
新物の玉ねぎは水分が多くて柔らかく、甘味があるのが 特徴的です。
サラダや洋風の漬物ともいえる「マリネ」などの生で食べられる料理がおすすめです。
炒める場合には、あまり時間をかけず、さっと火を通す程度にします。

新玉ねぎのサラダ