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空知高糖度トマト出荷組合

エリア 北海道 空知
取り組み 特別栽培
栽培品目 トマト・ミニトマト

産地の概要

新十津川町の清野さん、美唄市の五十嵐さん。
おふたりで「空知高糖度トマト出荷組合」として、こだわりのフルーツトマトを作っています。

フルーツトマトは肥料も最小限、水も制限することで厳しい環境を作り、生育日数は普通の栽培に比べ約3週間ほど多くかかりますが、
大事に手間をかけることでその分、味の濃厚なトマトが育ちます。

収穫後は、ひとつひとつ必ず糖度センサーで糖度を計り、糖度に応じて各等級ごとのフルーツトマトに振り分けて出荷しています。

おふたりが作るフルーツトマトは、甘味・酸味・旨味のバランスが良く、各販売先で大変人気です。

空知高糖度トマト出荷組合発足までのストーリー

 

そもそもは今の代表の、清野さん・五十嵐さんのそれぞれのお父様がフルーツトマト作りをスタートさせたのが
「空知高糖度トマト出荷組合」の始まりでした。

清野さんと五十嵐さんのお父様は同級生同士で、元々はお米の農家でした。
清野さんのお父様はトマトを取り扱う会社の社長と知り合いだったこともあり、
フルーツトマト作りに興味をもち、実際に栽培を始めることにしました。

 

しかし、今から30年前当時の北海道にはフルーツトマト栽培をしているところがなくノウハウを学べず、静岡県の生産者の方の栽培指導を受けることにしました。
栽培指導といっても、静岡とは北海道では気候がまったく違うため、始めの3年ぐらいは中々うまくいかず、長年かけたくさんの試行錯誤を経てフルーツトマト栽培を軌道に乗せていきました。
清野さんのお父様は北海道のフルーツトマトの先駆者ともいえます。
その後五十嵐さんのお父様も栽培に興味を持ち、フルーツトマト作りを始められたそうです。

これが空知高糖度トマト出荷組合発足までのストーリーです。

ちなみに五十嵐さんは、子供のころお土産にいただいた清野さんのおいしいトマトを食べるのがとても楽しみだったそうです。
今ではおふたりでトマトを作られていますが、息子さんの代になっても、意思を引き継ぎ日々試行錯誤を重ね「おいしい!」と感動されるトマトを作り続けています。

 

それぞれの熱いこだわり

新十津川町は傾斜地で水がたまらず水はけがよい土地のため、清野さんでは、気候風土を生かしたトマトの栽培を行っています。

五十嵐さんでは、ハウス9棟の下をまるまる防水シートで覆っており、ハウス内に余分な水が入らないよう、水分調整を工夫をしています。
おふたりとも20年以上、水と肥料の与え方の試行錯誤を重ね、糖度が高いトマトを安定して生産できるよう取り組んでいます。

 

ハウス栽培に欠かせない潅水の水圧計