蕎麦の名産地でもある新得町で90年あまり続いている歴史ある産地です。
新得の壮大な景色に囲まれながら、蕎麦や南瓜、大豆、小麦など、さまざま作物を丹精込めて育てています。
Producing area
産地・生産者紹介
ワカハラ農場
エリア | 北海道 十勝 |
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取り組み | ー |
栽培品目 | 南瓜 |
代表 | 若原 拓弘 |
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所在地 | 北海道 新得町 |
産地の概要
天候に左右されない安定した栽培の実現
土地の恵みを受けた豊かな味と香りを引き継いでいくための努力は惜しみません。
収穫後にはえん麦(イネ科の仲間)をまき、雪が解けた春先には、近隣の酪農家のたい肥やミネラル分がたっぷりの資材を使用するなど、土壌の改良につとめています。
また、連作はせず必ず3年以上間隔を空けています。
そうした取り組みの積み重ねが、天候に左右されない安定した栽培を実現しています。
工夫を重ねた熟成庫
一玉ずつハサミでつるを切りながら、手作業で丁寧に収穫した南瓜は、
南瓜専用の貯蔵(熟成庫)があり、収穫し風乾後はそこで出荷まで熟成させます。
こちらは断熱倉庫で、湿度が高い時には湿気を吸い込み、乾燥している時には湿気を吐き出して、周囲の湿度を調整する「調湿作用」を持つベニヤ板を天井に施工しております。
内部は常に扇風機を回し、空気を循環させ、温度を一定に保つよう工夫しています。
温度が低くなる時期には、加温機で貯蔵庫内の温度が低くならないよう一定の温度管理を行います。
このように、貯蔵中も南瓜の品質管理を徹底しています。
冬至まで貯蔵可能な"蔵の匠"
複数品種の南瓜を作っているワカハラ農場ですが、品種リレーの最後に収穫する『蔵の匠』という品種は特に貯蔵性が高く、ワカハラ農場のようにきちんと保管すれば12月の冬至の時期に、甘味が増し抜群に美味しくなる南瓜です。
ぜひご賞味ください。
産地の思い
南瓜は播種作業の摘芯作業や収穫作業など手作業がとても多い作物です。
生長した南瓜は皮が固いですが、生育中はとても傷つきやすくデリケートに扱わなければなりません。
生育後半、収穫期まで茎葉を枯らさずしっかり残すことで、果実にでんぷんが蓄積され、ホクホクとした甘い南瓜になるように心がけています。