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南空知玉葱出荷グループ

エリア 北海道 空知
取り組み JGAP特別栽培有機栽培
栽培品目 玉ねぎ

産地の概要

私たち南空知玉葱出荷グループは、南空知地区の”こだわりを持った”玉ねぎ生産者が集まったグループです。

南空知地区は、夕張川の肥沃な沖積土に恵まれ、北見地方・富良野に並んで玉ねぎの収穫量が多く、全国からの引き合いが強い産地です。

そのような状況の中で、私たちは「自分たちの作ったものがどのように消費者に届き、どのような評価を受けているのか肌で感じ取りたい」「できるだけ地元の人に食べてもらいたい」という思いのもと、農協や市場を介さずに、消費者の方々へ直接販売する方法をとっています。
また、化学肥料や農薬も減らす努力をしています。
化学肥料と農薬の使用回数を当地比5割以上減の「特別栽培」を行うメンバーも年々増えており、このような取り組みが認められて、複数のお取引先様より、産直産地に指定していただいております。

玉葱収穫作業

玉ねぎ栽培で工夫していること①

「健苗」つくりへのこだわり
南空知玉葱出荷グループでは、病気になりにくい、健康な苗=「健苗」つくりに力を入れています。
健苗を育てるための取り組みの一つに、3段階での土作りがあります。
まず、「育苗ポット」(種を入れる穴の空いたトレイ状のもの)の土の管理。次に、ハウスに定植する際の、ハウス内の土の管理。そして圃場の土の管理があります。
病気を防ぐための対策の1つに、健康な土作りが欠かせないのです。

土壌管理の徹底
まず1つに、透排水の改善への注意があります。
近年では集中的に降水量の多い雨が降ることが増え、排水不良による水あたりが起こることがあります。
その対策として、排水管(明渠、暗渠)を徐々に導入し、被害を防いでいます。

玉葱の育苗

玉ねぎ栽培で工夫していること②

肥料へのこだわり
土壌の病害の発生を防ぎ、軽減する対策として、肥料の工夫があります。
1つに、硝酸体窒素を減らすための工夫。
化学肥料を投入する際には、硝酸体窒素の代わりとした、尿素体窒素の成分を含んだ肥料を使用したり、なたね粕や米粕、鶏糞などの有機肥料を投入します。
また、肥料は年に2回、圃場に移植する前の春の時期と、収穫後の秋の時期に投入されます。
(これは北海道のみで行われていることです)
秋には、上述の有機肥料や、土壌菌をなくすための「緑肥」(えん麦、ひまわりなど)をまいています。

農薬の工夫
農薬を使用する回数やタイミングも、グループで工夫 していることの一つです。
しっかりとした根拠を元にすることで、農薬の適切な時期と回数の削減が可能になります。

殺菌剤には、起こりうる病気を防ぐために使用する「予防剤」と「治療剤」としての役割があります。
このうち、その年の気候条件などから、起こりうる病気を予測した上での初期の防除=予防剤の適切な使用が、結果的に使用回数を抑えられるという効果があります。

緑肥のひまわり

昔ながらの味も残しています

南空知地区の玉ねぎ栽培の歴史は古く、100年以上も前から始まりました。
夕張川の肥沃な沖積土によって、美味しい玉ねぎができるのです。
ここでは、在来玉ねぎ(黄玉)の種子栽培も行っています。

種子栽培は、すべて手作業で手間のかかる仕事ではありますが、貯蔵性に優れたF1品種(一代限りのかけ合わせた品種)が主流な中において、昔ながらの味を残していきたいという思いから、種子栽培に取り組みました。
甘味があって、辛味とのバランスも良いのが特徴です。

在来種黄玉ねぎの種取用“母球”

メンバー紹介

南空知玉葱出荷グループ

Hasegawa Makoto

Sakano Toshikazu

Omura Kozo

Sasaki Satoru

Nagasawa Chiharu

Asayama Takao

Hoshino Yoshimi

Takagawa Satoru

Sakaue Sakanobu

Fujioka Yoshinobu

Murakami Yoshihiro

Kitora Satoru

Kenmei Kazuya

Nishida Hideki

Araki Satoshi

Kawai Yuji

Sawada Noriyuki

Tamura Toshihiko

Yamada Akihiro

Ganda Yasuhiro

Kinoshita Naotsugu

Tanaka Masao

Nagao Koji

吉井裕紀

Yoshii Yuki

Kageyasu Atsushi

Yao Hideyuki

Maeda Kazuki

masanori tomizawa

Sawada koichi

Kubo Tomonori

Kohama Kesuke