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北海道産とうもろこしの状況

前回のブログでお伝えしましたが今年の北海道産とうもろこしは例年よりも早く生育が進み、食味が良いのが特徴です。
そんな中例年であれば、月末に向けてもう間もなく出荷のピークを迎える時期ですが、今年は高温による影響を受けてやや厳しい出荷状況を迎えています。

▼【不稔の発生】 先端だけではなく、根元の方に発生しているものも。

これは、受粉期にあたる7月中下旬に記録的な高温が続いたことが主な原因と考えられます。とうもろこしはある程度の高温には強いものの、35度を超えるような極端な高温が続くと、生育障害を引き起こします。特に、開花後に雄しべから出る花粉は高温に非常に弱く、受精能力が著しく低下します。また、雌しべの絹糸(きんし)も高温と乾燥の影響を受けやすく、高温が続くことで受粉がうまく行われません。

このような条件が重なると着粒不良となり、不稔の原因になります。さらに、たとえ受粉がうまくいっても、その後に高温や水分不足が続くと、とうもろこしは自身の生命維持を優先し、実が途中でしぼんでしまうこともあります。

▼【害虫による食害】

今年は高温の影響で害虫の発生も多く、防除が追いつかずに被害を受けた個体も見られます。いずれにしても、とうもろこしの皮に覆われているため、収穫時点で外見からの判別が難しいケースが多いです。

今年は、同じく猛暑の影響を受けた2023年の状況に近いため、出荷前の点検や管理を徹底し、可能な限り品質維持に努めてまいります。