「軟白三つ葉」は、6月は種(種まき)から12月末の収穫まで長い時間と大変な手間をかけて栽培しています。
特に掘り取りから根株洗いの作業は寒空の下での作業。例年、雪の中で寒さに耐え忍び行われる過酷な作業です。
<三つ葉の種まきから収穫までの工程>
【6月上旬】
前年秋に堆肥を入れた圃場を春に耕起して種まきが始まります。
ここから10月下旬まで露地で根株を養成していきます。
この時期にしっかりとした根株を作ることで糖度・香りのバランスの良い三つ葉を作ることができます。
【10月下旬~11月下旬】
10月になると降霜、雪も降り始めます。
夏から秋にかけて葉で作られた栄養がたっぷりと蓄えられた根株を、掘り取り、魚箱(木箱)へと移します。
雪中の作業になることも多く、そうなると寒さとの戦いです。
軟白栽培のため、株は密植するので木箱にはびっちり根株が詰まっています。
【11月末~12月中旬】ハウス内へ伏せ込み
成長の具合を見ながら、室温調節・加温を行います。
【12月下旬】
限られた時期に出荷が集中する「軟白三つ葉」は収穫→選果・パック詰→出荷の作業に多くの人手が必要です。