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北海道産、露地アスパラ最盛期

北海道中央に位置する上川地方は、アスパラガスの作付が400㏊を越える一大産地です。現在は、露地アスパラの収穫がピークを迎えています。

記録的な暖冬・降雪の少なさから一転、肌寒い春の天気が続いていましたが、先週末からは平均気温が12℃以上となる日が続いており、一斉に萌芽伸長してきますので、従業員総出で収穫作業が行われています。

▼ アスパラ収穫の様子(美瑛町5月23日、品種:コロポックル)

収穫作業は、もちろん手作業。
腰を曲げて1本1本丁寧に収穫します。

▼収穫作業の様子

(動画中のボツボツといった音は、雨が傘に当る音です)

収穫されたアスパラは選果場へと持ち込まれ、根元をカットし重量選別機で自動選別されます。

▼ アスパラ選別の様子

1時間当りに100kg~120kgの作業が可能ですが、選別皿へは1本1本手作業で乗せるため人手の掛かる作業です。

収穫から選別・結束まで作業のほとんどを手作業で行うため、とても手が掛かる作業となります。

また、最低気温が3~4℃以下となると、凍霜害により障害を受けてしまうことがあるので、まだまだ油断できないと生産者は口を揃えます。

短い期間ですが、6月10日頃までが収穫のピークとなるようです。

一方、タマネギでは低温により少し生育が遅れていますが、草丈が15cmを越え、
順調に生育しています。

▼ タマネギ生育状況(江別市上村さん、4/18定植、5/20撮影、品種:オホーツク222)

江別市の上村さんでは、定植作業は順調に行われ、4月18日に終了したものの、以降は少量の雨が短い間隔で降ることにより地表近くに水分があるため、根が下に向かって伸びていかない『上根』の症状も見られます。

『気温が上がり、まとまった雨が降ってくれれば改善されていく』とのことでした。

気温が上がり、正常通りの生育になることを願っています。

投稿者:itoshin