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雪の下人参になるはずでしたが…
毎年春(3月下旬~5月上旬)に出荷している
留寿都・サンファームの雪の下人参。
7月に種を播き、秋に収穫せず、土の中でそのまま冬を越して
春に収穫するのが雪の下人参です。
本日エプロン松村が、現在の人参の生育を確認してきましたが、
生育不良で非常に小さいものが多く、
雪の下人参として来春に出荷するのは難しい状況でした。
今年の気候条件は、人参が非常に苦戦した年でした。


とくに、この雪の下人参になる
予定だった圃場は
7月の長雨の後に種を播きましたが、
その後は雨が降らない日が
続いていたことも有り、
発芽はしたのですが
生育が遅れて大きくならないまま
今に至ります。
現時点からの肥大は
残念ながら期待できません。
圃場のなかでも
生育の良さそうな場所から
試し掘りをしてみました。
▼Sサイズにも満たない大きさが半分有りました。
L、Mに至ってはあわせても約2割程です。

このまま、雪の下においても、歩留まりも現在より悪くなりますし、
サイズは大きくなるわけではありません。
ただ掘り取りの労力だけがかかってしまうという状況になってしまいますので
今年(2019春)の雪の下人参は、残念ながら断念せざるを得ません…。
投稿者:MITSU