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北海道産玉ねぎ発芽始まりました
北海道の冬とは思えないようなプラス10℃を超える日が何日もあった2月でしたが、下旬以降は気温が一転し、最高気温が氷点下となる“真冬日”が続き季節が逆戻りしたかの様な天候が続いています。
➖➖➖➖➖北海道産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
播種後、ハウスで温度管理を行い約10日経つと一斉に発芽が始まります。
栗山町の木下さんでは2月18日に播種を開始。記録的な暖かさとなる今冬ですが、播種日は例年と同様。順調に発芽している様子が伺えます。
▼ 玉ねぎ育苗ハウス
▼ 玉ねぎ育苗の様子 栗山町:木下農場(2/28撮影)
栽培している品種は中生のオホーツク222。発芽揃いも良く順調なスタートとなっています。
木下さんでは全ての播種作業を終え、ハウス6棟に約21ha分となる約15,000枚分の育苗トレイを管理しています。
降雪が少なく雪解けの早い今年の冬ですが、定植予定は例年同様の4月中下旬からを計画しており、8月中旬から始まる収穫作業の後、シーズン約1,000tの出荷を予定しています。
➖➖➖➖➖北海道産 越冬玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
同じ北海道でも温暖な地域、伊達市では秋に播種を行う“越冬”の作型で玉ねぎ栽培が行われています。
伊達市の上野さんでは約4haの越冬玉ねぎを栽培しており、育苗を行わず圃場へ直接播種を行う“直播栽培”を行っています。
▼ 越冬たまねぎ圃場 伊達市 上野さん圃場:2/13撮影
現時点での積雪は約30cm。雪の下を掘り起こしていくと、越冬玉ねぎの幼苗が確認出来ました。
▼ 越冬たまねぎ圃場 撮影日:2/13
▼ 越冬玉ねぎの様子 撮影日:2/13
現段階では青々と順調に生育している様子が伺えますが、この先の降雪や凍害など多くの過酷な環境を乗り越えて、6月下旬から収穫が始まります。
播種日となった9月7日から通常よりも長く管理作業が行われます。
その生育期間の長さから“えったま333”というブランドで流通しており、加熱すると肉厚で柔らかくトロっとした甘みを持つ特徴が評判をよんでいます。