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雪解け進み、春を感じられる気温となってきています

3月に入り安定した気温が続いており、春に向かって徐々に気温が上昇してきています。

➖️➖️➖️➖️➖️北海道産雪下にんじん➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️

ルスツ村のサンファームでは雪下にんじんの収獲が始まりました。

栽培している品種は紅あかり。裂根が少なく耐寒性に優れていることから、雪下にんじんに適しています。

▼ 雪下にんじん圃場  (ルスツ村サンファーム  3/15撮影)

播種は7月3日から始まり、収獲開始は例年より5日早い3月10日から始まりました。

今年の冬は降雪が少なく、気温が高く雪解けが早いことから、3月15時点での積雪が

約30cmまで減っていました。

外気の低温との緩衝材となるこの雪が少ないことで、凍害による腐敗が約2割ほど発生しています。

▼ 雪下にんじん収獲風景  (ルスツ村サンファーム  3/15撮影)

厳しい雪の下で熟成されたにんじんは特有の臭みがなく甘みが強いのが特徴。

その糖度は8.6度。通常の人参が6度前後に対して明らかに高く、

生産者オススメの食べ方はジュース。しっかりとした甘みを感じることが出来ます。

▼ 雪下にんじんの糖度測定  (ルスツ村サンファーム  3/15撮影)

例年では4月中旬まで収獲作業が行われますが、雪解けの早い今年は3月末には終了する見通しとなっています。

ごく短い期間でしか流通されることのない雪下にんじんですが、今年はさらに短い期間でしか楽しむことが出来なさそうです。

➖️➖️➖️➖️➖️北海道産玉ねぎ➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️

玉ねぎのハウス育苗は順調に進んでいます。

岩見沢市の朝山さんでは2月5日より極早生品種(SN3)の播種を行いました。

▼ ハウス内の玉ねぎ苗の様子     岩見沢市朝山さん 3月13日撮影

ハウス内の苗は2葉(約5cm)まで成長しており順調な様子が伺えます。

定植目安となる3.5葉まで約3週間となりますが、圃場にはまだ雪が残っており、こまめな融雪剤散布を行い4月上旬の定植を目指しています。

その後は7月中旬の収穫作業に向けて管理作業が行われます。

▼ 玉ねぎ圃場の積雪状況 (融雪剤散布後)   岩見沢市朝山さん 3月13日撮影

融雪後には耕起、施肥、整地の作業を行い定植作業となるため、融雪後には急ピッチで定植作業が行われそうです。