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オホーツク玉葱開始、ブロッコリー生産者交流

北海道もすっかり春らしい天気が続くようになっています。

平年の4月と比較すると全道各地で平均気温が1℃前後高く、札幌では過去2番目に早い桜の開花を記録しました。

➖️➖️➖️➖️➖️北海道産玉ねぎ➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️

オホーツク地方では玉ねぎの定植が4月20日頃より本格スタートしています。

降雨によって予定よりも少し遅らせてスタートなりましたが、例年よりも2、3日早く順調な定植作業開始となりました。

4月25日~5月3日頃には定植作業のピークを迎え、5月の連休中には概ね定植作業が終了する見通しとなっています。

そんな中、美幌町の玉ねぎ生産者、仙頭佳斉さんではいち早く今年の定植作業が始まりました。

最初に定植を行ったのは極早生種の“キタ七”。例年通りの2月16日に播種作業が行われました。圃場での雪融けが遅く、定植作業の遅れが心配されましたが、昨年より3日早い17日から定植作業開始となりました。

▼ 美幌町 仙頭さん玉ねぎ圃場   極早生種:キタ七   撮影:4/27

▼ 美幌町 仙頭さん玉ねぎの様子   極早生種:キタ七   撮影:4/27

定植後は最低気温が氷点下となる日もありましたが、適度な降雨もあり順調に活着し生育しています。

仙頭さんで作付している玉ねぎは約13ha。内、1.4haを作付しているキタ七(極早生種)は7/20頃より約60tの出荷予定となっています。

➖️➖️➖️➖️➖️生産者交流➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️➖️

真狩村でブロッコリーを栽培しているささき農園の従業員3名が、中富良野町の匠ファームを訪問し、生育状況の視察、選果場の視察を行い、交流を深めました。

ささき農園より一足早く定植作業を行っている匠ファームでの育苗や圃場での生育状況を確認。

▼ 匠ファームより育苗状況の説明

▼匠ファームの育苗管理方法を研究中 (ささき農園従業員3名)

ささき農園では使用していない機械や肥料などにも興味津々の様子。

特に匠ファームでの定植機械は初めて見るもので、作業性の良さに驚いていました。

▼ブロッコリー定植機械の視察、匠ファームより機械性能の説明

圃場では現在の生育状況や圃場での管理、収獲作業について説明がありました。

特にブロッコリーにおいて最も長い作業となる収獲行程については、熱心に聞き入る様子が印象的でした。

今後は収獲作業や氷詰め作業の視察や、匠ファームからの視察も行うことでお互いに情報交換、交流を深めレベルアップを目指します。

▼ささき農園と匠ファーム  

左からささき農園(神野さん、安藤さん)、匠ファーム(紺谷さん)、ささき農園(後藤さん)

匠ファームでは4月16日より定植開始。春先に心配される低温や強風の影響がなく順調に生育しています。

収獲開始予定は6月20頃を予定しており10月上旬のシーズン終了までに66ha、

約180万玉のブロッコリーを出荷する計画となっています。

▼匠ファーム   撮影:5/6 品種:SK9-099