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産地が見えるブログ
”わだのごぼう”収穫開始
たまねぎの収穫作業もようやく終盤を迎えてきました。
振り返ってみると9月は穏やかな日が多かったですが、6月~8月は各産地で降雨量が
多く、平年(折れ線グラフ)に対して棒グラフ(2022年)が高いのがわかります。
▼ 北海道内 たまねぎ生産地の降雨量
特に十勝地方(足寄町)の降雨量は平年と比較して、
6月:208%
7月:161%
8月:178%
と3ヶ月連続して平年値を大幅に超える降雨量を記録しました。
激しい降雨後の乾燥によって、“土壌クラスト”という土壌表面の固結が生じます。
収穫作業においては土塊として収穫されてしまうため、除去作業を行ってから収穫を行います。
▼ 土壌クラストの様子 (9/16撮影、十勝地方)
土の表面が固まってひび割れが発生しています。
▼固結した土塊 (9/16撮影、十勝地方)
たまねぎよりも大きい土塊が生じることがあります。
推定直径15cm!!
▼ 北海道産 玉ねぎ状況
収穫が残っている地域も10月上旬には収穫が全て完了する見通しとなっています。
➖➖➖➖➖➖ごぼう➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
“わだのごぼう”としてお馴染みの帯広市和田農園さんでは、ごぼうの収穫作業が始まりました。
▼ 生産者の和田親子
春の播種作業は4/25~5/21と例年通りに行われました。
8月は連続した降雨と曇天が続きましたが、長年培った土作りの力と海藻系ミネラル葉面散布など、臨機応変に対応することで、大きな影響なく順調に生育しています。
例年通りの9/3より試し堀りを開始しされ、9/25からは本格的な収穫作業が10/25にまで行われます。
▼ 旺盛な生育をしているごぼう畑 (9/26撮影)
和田農園では35haのごぼうを作付しており、約800tのごぼうを収穫、来年9月まで通年かけて出荷を続けていきます。
新物ごぼうを待ち望んでいる方も多いと思います。
今年も“わだのごぼう”をたっぷりと楽しむことが出来そう
投稿者:itoshin