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玉ねぎ、じゃが芋収穫間近
6月に入り晴天が続くようになりましたが、6月4日以降はまとまった雨が降っていない地域が多く、干ばつを心配する声も聞こえてきました。
➖➖➖➖➖馬鈴薯➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
美瑛馬鈴薯出荷グループ、寺島さんでは男爵芋が満開を迎えています。
▼ 寺島さん 男爵畑 (6/27撮影)
今年の植付け作業は低温の影響により、例年より10日遅く5月2日より始まりましたが、
その後は順調に生育しており、開花時期を迎えた今ではほぼ例年通りの生育状況となっています。
じゃが芋は開花期より芋が作られ肥大していきます。
今の状態は大小合わせて10個~12個と順調に塊茎形成がされています。
これから迎える肥大期では、高温や干ばつ、多雨などによって、品質や収量に大きく影響を及ぼす大事な時期となります。
順調に生育していくと7月20日頃から収穫を行い、25日頃から出荷を始まっていきます。グループ全体の出荷としては
・とうや 25t
・男爵 350t
・キタアカリ 230t
・はるか 50t
・さやか 60t
の出荷計画を立てています。
▼ 開花時期の地下部、じゃが芋の様子 品種:とうや 生産者:斉藤雅司 (6/28撮影)
➖➖➖➖➖越冬玉葱➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
北海道の道央地方南部に位置する伊達市、上野さんでは北海道では珍しい越冬玉葱
(通称:えったま)を栽培しています。
◆通常玉ねぎ
播種:2月中頃~ 定植:4月中下旬~ 収穫:7月中下旬~
◆越冬玉葱(えったま)で
播種:8月10日頃 定植:10月15日頃 収穫:7月上中旬~
収穫まで残り半月となった“えったま”圃場では早くも倒伏期を迎えています。
▼ 上野さんのえったま倒伏初期 品種:もみじ3号 (撮影6/27)
収穫予定は7月上中旬を予定しています。
長い栽培期間で育った“えったま”は独特の風味と高い糖度が特徴で、食味がよく高い評価を得ています。
▼ えったま圃場にて生産者の上野さん 6/27撮影
➖➖➖➖➖北海道産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
北海道全体として、干ばつ傾向にあり玉ねぎが水分を欲しがっている状況が続いています。生育スピードは平年~2日程度早く生育している地域が多いですが、極早生品種では肥大期に入っており必要な水分をしっかり確保したい時期となっています。
▼ 玉ねぎ生育圃場 岩見沢市 坂上さん 品種:SN3 (6/27撮影)
岩見沢の生産者、坂上さんでは4月13日より定植作業を開始し、早期出荷を目指し栽培管理を行ってきました。
肥大は良好で早くもSサイズに到達しているものもありました。
▼ 極早生品種の肥大の様子 岩見沢市 坂上さん 品種:SN3
これから倒伏期を迎え、7月中旬を予定しています。
収穫まで残り半月となり、収穫がたのしみです。