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越冬玉ねぎ、佐賀県産特栽基準玉ねぎ、アスパラも始まります。

2月下旬からの暖気は3月に入っても続いており、畑からはすっかり雪が解けてなくなりました。

北海道の中では温暖な地域で知られる伊達地区の近江さんは、この地区で“越冬玉ねぎ”を栽培しています。

播種は昨年の8月29日。播種後は雨の日が多くありましたが、今年は雪解けが早く、冬枯れによる欠株になることもほとんどなく、春を迎えることが出来ました。

▼ 越冬たまねぎの生育の様子 (伊達市 近江さん)     3/29撮影

雪の多かった昨年と比較すると2週間以上も早い生育をしており、これからの天候も良く、生育はさらに進むもの思われます。

例年では7月10日頃に収穫期を迎えますが、極端に生育が早まると肥大が追いつかない事も想定されるので、生育に合わせた管理作業を行っていきます。

通常の春蒔き玉ねぎの生育も順調です。

オホーツク地方、美幌町の仙頭さんでは2月18日播種したバレットベアは、高い外気温の影響もあり、早くも2葉期に到達しようとしています。

▼ 玉ねぎ育苗の様子    品種:バレットベア    3/31撮影

▼ 玉ねぎ育苗 灌水の様子

今年は苗の生育も早く、圃場の雪解けも早く進んでいますが、はやる気持ちを抑えて、しっかりとした苗作りを行っています。

定植作業は例年通りの4/16頃から開始予定となっています。

➖➖➖➖➖佐賀県 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

佐賀県の白石地区の久原さんが6年ぶりに挑戦している特別栽培基準玉ねぎは、とても良好に生育しています。

▼ 佐賀県白石地区 久原さんと特別栽培基準玉ねぎ    3/24撮影

旺盛な生育でありながら、鮮やかな緑色は余分な化学窒素が含まれていない証拠。

肥料会社と生産者が連携して、必要なタイミングで必要な養分を葉面散布を行うことで、

健全な生育を維持しています。

▼ 佐賀県産 特別栽培基準のたまねぎ 品種:レクスター   3/24

予定している収穫は4月中旬頃。残り半月となり、肥大も良好です。

生産者の久原さんは特栽基準の限られた防除回数を越えない様、細心の注意を払いながら収穫までの管理作業を続けています。

適切な肥料、最低限の農薬で育てられた新玉ねぎ!食味も良好であること間違いないでしょう!

収穫が待ち遠しいです。

➖➖➖➖➖北海道 アスパラガス➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

北海道野菜でも多くの人が待ちわびているアスパラがいよいよ始まります。

中富良野町の匠ファームで栽培しているハウスアスパラの萌芽が始まりました。

▼中富良野町 匠ファーム ハウスアスパラ 品種:ガインリム   3/30撮影

地中では光を浴びていないため、最初は白色~紫色をしていますが、陽の光を浴びて生育することで、鮮やかなグリーンアスパラへと成長していきます。

3/30時点ではまだ4cm前後ですが、ハウス栽培では1日に3cm以上伸びるため4月5日頃には25cm程度まで伸びて収穫が行われます。

匠ファームではハウス3t(約1反)のハウスアスパラを栽培しており、収穫が終了する4月下旬までに約1tの出荷を予定しています。

その後は同農場にて露地アスパラへと出荷が続き、5月下旬の最終出荷まで断続的に出荷が行われます。