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2月28日から暖気の影響により気温が一気に上昇し、道内各地で+10℃を超える季節外れの暖かさとなり、道内の29地点で2月の最高気温を更新する記録的な暖気となりました。

オホーツク地方の玉ねぎ生産地である美幌町の最高気温は、

 2/28 10.2℃

 3/6   10.9℃

  3/7   11.5℃

 3/8   11.7℃

と、4月中旬並みの高温により、急速な雪解けが進み圃場での雪がほとんど見られなくなるほど、雪解けが進んでいます。

美幌町の佃さんでは例年同様の2月14日より播種を開始、ハウス内作業は早朝より温度をチェックして、トンネルビニールを開け閉めて温度調節を行います。

生育は良好ですが、ハウス内が高温になりすぎないように細かな温度チェックが必要です。

  • 玉ねぎ育苗ハウス内の様子         美幌町 佃さん  3/15撮影
  • 玉ねぎ苗の生育様子        品種:バレットベア 3/15撮影
  • 玉ねぎ圃場と玉ねぎハウス     3/15 美幌町

例年であればハウスの外は雪景色ですが、今年はすっかり解けてしまっています。圃場での作業準備が進められていますが、定植予定は例年通りの4月19日頃を予定。

焦らずゆっくりとしっかりとした苗を作ることが大事と佃さんは作業を行っています。

➖➖➖➖馬鈴薯➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

当ブログでもおなじみの美瑛馬鈴薯出荷グループも本年の栽培に向けた作業が始まりました。

馬鈴薯栽培の最初の作業は融雪剤散布から始まります。

とは言っても、畑はまだ一面雪が積もっているため、通常の機械では作業できないため、スノーモービルを使って散布します。

美瑛の丘を眺めて走る姿は一見すると爽快に見えますが、粉状の融雪剤が巻き上げるためけっこう大変な作業なんです。もちろん防塵マスクは必需品です。

植え付け作業は4月下旬から始まりますが、それまでにしっかりと地温を上げておくために重要な作業となります。

今年もグループで22ha約600tの出荷を計画しています。

➖➖➖➖フルーツトマト➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

北海道産のフルーツトマト生産者、美唄市の五十嵐さんでは早くも定植作業が始まりました。

栽培している品種は桃太郎ファイト。台木には耐病性が強く、長期栽培向きのグリーンフォースを使用しています。

  • 育苗中のトマト苗
  • 定植作業の様子

植え穴の空いたマルチに手際よくトマト苗を定植していきますが、植え付ける苗にも“向き”があり、間違わないよう確認して定植をしています。

トマトの花は成長しても同じ方向へ花を付ける性質を持っているため、通路側に向けて定植することで、日当たりがよく、収穫もしやすくなります。

  • トマトの花(蕾)  外側(通路側)に向けて定植します。

定植作業は一気に行わず段階的に行っていきます。最終は6/1頃に定植終了予定となり、トータル6.6反のビニールハウスに約17,000本の苗を定植予定です。

収穫始まりは5月下旬から予定しています。