Blog

産地が見えるブログのサムネイル

記事に関する野菜情報はこちら

すっかり秋らしい気温となりましたが、大雪山旭岳では10月4日に初冠雪を記録しました。

つい先日まで半袖で過ごせていた様に感じますが、長く続いた残暑の影響により平年よりも9日ほど遅く、体感とは異なる“温かい秋”となっています。

➖➖➖➖➖北海道産 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

玉ねぎ生産者では全ての収穫が終了し、風乾を行いながら粗選別作業を行っています。粗選別が完了した鉄コン原料は秋のうちに全て倉庫内に貯蔵されます。

屋外の原料を倉庫内へ格納する作業を通称“蔵入れ”と呼ばれており、秋の一大業務となっています。

▼ 圃場で風乾している玉ねぎ原料             撮影:10/8 小清水町

蔵入れ作業は、長期間出荷する上でとても重要な作業となっており、品種だけではなく、収穫時の天候などを考慮して、より貯蔵性の良い原料を格納していきます。

▼ 蔵入れにより格納された玉ねぎ               撮影:10/8 美幌町

晩生品種では肥大時期の高温により、倒伏が早く思うような肥大が行われず、例年よりも小玉傾向となっています。

蔵入れ作業は11月上旬まで続けられ、5月末頃までの出荷が行われます。

➖➖➖➖➖北海道産 ピーマン➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

美瑛町の本山さんで栽培しているハウスピーマンの収穫が間もなく終了となります。

栽培2年目となった今年は、春先の低温から始まり、夏場の異常高温による樹勢、着果コントロールが難しい年となりましたが、6/13の出荷開始より安定した出荷が続き、目標としていた20tの出荷をクリアしました。

▼ ピーマン生産者の本山さん

収穫後はすぐに来年のための土作りが始まります。

ベースとなる有機質肥料は秋のうちにたっぷりと使用します。化学肥料を地域比の半分以下に抑えた特別栽培を行っているため、しっかりと地力をつけることがポイントとなります

来年は今年の2.5反よりも面積拡大を視野に入れています。

➖➖➖➖➖千葉県産 人参➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

北海道産人参の後続産地となる千葉県で人参を栽培している、相馬さんグループでは収穫まで残り1ヶ月となりました。

相馬さんグループでは25名の生産者で14haを作付しており、その内12haを特別栽培にて作付しています。

夏場は高温干ばつが続いた中で、9/8に発生した線状降水帯のによる大雨で、圃場が流されたり、発芽不良による影響を受けました。

▼ 大雨の影響による発芽不良圃場            撮影:10/9 千葉県

圃場の場所によって被害程度は異なりますが、被害の少ない圃場では青々とした葉が戻ってきており、まだまだ小ぶりですがしっかりと肥大してきています。

▼ 大雨による被害の少なかった圃場     撮影:10/9 千葉県

▼ 肥大状況の様子 (12月収穫予定)   撮影:10/9  千葉県

収穫開始は例年通り11月15日よりシーズン500tの出荷を計画しています。

▼ 生産者代表の相馬さん          撮影:10/9   千葉県