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北海道で36.8℃観測、猛暑による影響あり
6月から続いている高温は7月に入りさらに厳しさを増しております。玉葱産地であるオホーツク地方・美幌町では、7月7日に最高気温35.0℃を記録し、これまで7月の半分の日が真夏日となるなど、高温傾向が顕著です。また、十勝地方・帯広市では7日・8日にそれぞれ36.8℃、36.2℃と、2日連続で猛暑日を観測いたしました。
▼干ばつが続くため、圃場に潅水をする様子(7/9撮影 美幌町)
美幌、小清水地区では1ヶ月まともに雨無く高温が続いているため、灌水設備を持っている生産者はどこも欠かさず灌水している状況です。
北海道全域でも干ばつ状態が続いていますが、7月14日時点では台風5号の影響で、太平洋側を中心にまとまった降雨が見込まれています。このような高温が続く中での降雨は、作物の生育には良い影響もありますが、一方で病害の発生には十分な注意が必要なため、管理作業が一層難しくなる恐れもあります。
➖➖➖➖➖北海道 玉ねぎ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
▼7/14時点での北海道各地の玉ねぎの生育状況です

極早生・早生:現在のところ、生育状況は順調。Lサイズ程度の肥大が見込まれ、産地では7月14日頃より収穫が始まる見込みです。ただし、ちょうど降雨のタイミングと重なる可能性があるため、収穫作業の進行に影響が出るかもしれません。
中生・晩生:生育は平年よりも早く、春先の遅れを取り戻してきています。しかしながら、連日の高温により十分な肥大が得られないままの早期の倒伏が懸念されています。
そんな中弊社が誇るトップバッター、極早生・キタ七の収穫が目前に迫っています!
▼美幌町 佃さん 根切り作業の様子(7/9撮影)
サイズはL~L大です。根切後は7/17前後の収穫を予定しています。

➖➖➖➖➖北海道 ブロッコリー➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
現在すでに収穫が始まっているブロッコリーも例にもれず高温な気候の影響を受け、品質に大きな課題が生じております。具体的には空洞の発生と花蕾の緩みや不整形花蕾の発生、黄変などです。
▼空洞の発生


空洞の主な原因は、干ばつ状態の後にまとまった雨と高温が重なったことによる、急激な肥大と考えられます。
▼花蕾の緩み


花蕾がしっかり締まらず、緩んだ状態のものが多く見られます。
こちらも、高温によって生長が過度に早まると、蕾の成長のバランスが崩れ発生すると考えられています。
今後まとまった雨が予報されており、それによって生育がさらに進むことが見込まれています。ブロッコリーにとってはプラスの雨ではありますが、水分が一気に入ることで花蕾が急激に肥大する可能性があります。特に気温が高い中での降雨になるため、圃場内の湿度が高まり、軟腐病のリスクも高まるので、産地では引き続き管理作業が必要となっています。
➖➖➖➖➖美瑛馬鈴薯出荷グループの目ぞろい会➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
美瑛馬鈴薯出荷グループでは馬鈴薯の収穫を目前に控え、今年も恒例の目ぞろいが7/10に開催されました。
▼今年で発足21年となる美瑛馬鈴薯出荷グループの皆さん(7/10撮影)

▼目ぞろいではエプロンと共に今年の出荷計画の確認、品質基準の確認などが行われました。

▼今年の目ぞろいでは馬鈴薯の出荷先であるコープ九州事業連合様の小田原課長と鶴野バイヤーが遥々九州からお越しくだり、併せて産直点検が行われました。

今年度の産地点検は、毎年持ち回りで担当している点検生産者の中から、外山さんが担当しました。
外山さんは事前の自己点検を丁寧に行い、帳票類の提出も滞りなく対応していただき、点検中の質疑応答においても的確かつ前向きな受け答えが印象的で、産地としての強みや取り組みをしっかりお話をしてくれました。特筆すべき改善点も見られず、美瑛馬鈴薯出荷グループの安定した生産・管理体制が整っていることが再確認できた点検となりました。
▼交流会の様子

コープ九州事業連合 小田原課長より、遠隔地の産地の中で「美瑛馬鈴薯出荷グループ」は組合員様の認知度がとても高い、というお話をしていただき、生産者のモチベーションが更にあがりました。
また、目ぞろい会では恒例となっている、収穫したての馬鈴薯(じゃがいも)の試食を今年も行いました。掘りたてのじゃがいもは、今年も味付けを一切していないにもかかわらず、風味豊かでとても美味しくいただけました。
今年の生育状況としては、極度の干ばつというわけではありませんが、作物の生育にはもう少し雨が欲しいところです。また、降雨の影響で植え付けが約1週間遅れたことから、どの生産者も例年の同時期に比べてじゃが芋の大きさが小さく、肥大もやや遅れ気味となっています。
そのため出荷開始ぎりぎりまで畑に置いておき、収穫の際も一斉収穫せず、できる限り肥大をさせていきます。
美瑛馬鈴薯出荷グループの2025年の作付け面積
男爵:10.1hat
とうや:0.8ha
キタアカリ:8.0ha
はるか:2.5ha
キタカムイ:1.0ha
合計:22.4ha
生産者がこだわり、手塩にかけて作り上げるこだわりの馬鈴薯を今年もよろしくお願いいたします。